早稲田 | 0 | 0 – 1 0 – 0 |
1 | 東洋 |
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得点 | (39分) | |||
警告・退場 | ||||
11 | シュート | 7 | ||
3 | GK | 7 | ||
2 | CK | 1 | ||
3 | 直接FK | 5 | ||
2 | 間接FK | 1 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
---|---|---|
GK | 21 | 丸山 翔子 |
DF | 2 | 夏目 歩実 |
DF | 4 | 堀内 璃子 |
DF | 8 | 井上 萌 |
DF | 15 | 田頭 花菜 |
MF | 6 | ブラフ シャーン |
MF | 14 | 笠原 綺乃 |
FW | 9 | 廣澤 真穂 |
FW | 10 | 高橋 雛 |
FW | 11 | 吉野 真央 |
FW | 27 | 生田 七彩 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 1 | 近澤 澪菜 |
DF | 17 | 木南 花菜 |
DF | 22 | 藤田 智里 |
DF | 28 | 小林 舞美 |
MF | 18 | 白井 美羽 |
MF | 20 | 大森 美南 |
FW | 23 | 栗田 彩令 |
分 | OUT | IN |
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63 | 生田 七彩 | 木南 花菜 |
この試合の戦評
ひと夏の山場。皇后杯JFA第44回全日本女子サッカー選手権大会関東予選の決勝戦が、群馬県の太田市総合運動公園で行われた。ファイナルの相手は、東洋大学。つい直近の関カレ前期第4節(延期分)では、支配率は高かったものの、チャンスをものにされ0-1で敗戦し辛酸を舐めている。奇しくも中3日での再戦となったこのリベンジ戦。準備してきたものを80分間ぶつけることに集中したい。試合終了のホイッスルが吹かれた時、功を奏すれば3年ぶりの「関東女王」の冠を被れることになる。その行方は、神のみぞ知る。
前半は相手ボールでキックオフ。試合開始早々から、相手ゴールに迫るア女。5分、左サイド深い位置でボールを受けた14笠原がワントラップしてシュートを打つが、惜しくもクロスバーに阻まれる。9分、10髙橋がボールを奪い、左サイド9廣澤へスルーパス。相手GKと一対一になるも、ファインセーブにあい、得点には至らない。13分、裏に抜け出された相手へボールが渡り、シュートを放たれるが、21丸山のワンタッチで失点を防ぐ。その後、相手の前線からのプレッシャーを受けながらも、DFライン、8井上を中心にビルドアップを試みる。また、ボールを奪われても素早い切り替えでマイボールにする。飲水後、相手がボールを保持する時間が増え、穴を探りながらビルドアップを試みる。それに対しア女は、タイミングを計りながらボールを奪いに行く。35分、10髙橋と9廣澤のコンビネーションからシュートを放つもGKに弾かれる。そして、CKを獲得するも得点には至らない。39分、自陣ペナルティエリア付近でフリーでボールを持たれる。ターンされ放たれたシュートはゴール右隅に吸い込まれ、失点。0-1と相手に優位を与える。40+2分、相手陣中央でFKを獲得。8井上のボールに6ブラフ、27生田、11吉野が押し込むも、得点とはならない。0-1のまま前半終了。
HTには、相手のビルドアップに対して、守備の陣形と行き方を確認する。また、攻撃の起点を作ること、距離感を近くするためのポジショニングを修正し、まずは一点を返しにいく。
後半はア女ボールでキックオフ。後半開始から押し込まれる。44分、右サイドでボールを失い、そのままシュートを打たれる。21丸山が弾き、再びシュートを放たれるも、クロスバーに当たり事なきを得る。47分、自陣左サイド高い位置で相手にFKを与える。これは21丸山、4堀内のブロックでピンチを凌ぐ。59分、11吉野がペナルティエリア内で押し込み、クリアされたボールに反応した10髙橋がダイレクトで放つ。シュートは枠に入るも、相手GKのセーブでゴールネットを揺らすことはできない。63分、27生田→17木南の交代を行う。ア女が攻撃をしている中で、ボールを奪いFWにパスをつけようとしてくる相手だが、8井上が攻撃の芽を摘み、前進させない。その後、後ろからの良いロングボールが出るも、ピッチコンディションもあり、なかなかボールが繋がらない。77分、4堀内のボールに抜け出した14笠原がクロスを上げるも、チャンスにはならない。その後78分、一瞬の隙をつかれ、相手に背後に抜け出される。GKと一対一になりかけるも、2夏目の体を投げ出したプレーでシュートを打たせない。80+3分、右サイドでボールを受けた15田頭がクロスをあげ、10髙橋が足で合わせるもゴール上へ。0-1のまま試合終了。
チャンスをモノに出来るチームと出来ないチーム。ア女はまたもや後者になってしまった。先制点を許し、そのまま守り切られ、関東女王の称号は、相手の手中に収まった。大会タイトルを逃しはしたが、悲観することはない。本戦の戦いはこれからであり、下を向いている暇はない。WEリーグチームとの対戦、撃破という本望に向けて、気持ちを切り替えるべきであろう。精度を上げる課題は多々ある。やりがいのある秋だ。
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