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2021年 第43回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 関東地区予選 準々決勝 vs筑波大学

2021年9月12日(日) 11:00キックオフ @押原公園 vs筑波大学
早稲田 2 2 – 0
0 – 1
1 筑波
(7分)高橋 雛
(20分)高橋 雛
得点 (80+2分)
(71分)廣澤 真穂 警告・退場 (5分)
11 シュート 6
9 GK 11
2 CK 0
3 直接FK 8
1 間接FK 4
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 1 近澤 澪菜
DF 2 船木 和夏
DF 5 後藤 若葉
DF 20 浦部 美月
DF 22 夏目 歩実
DF 26 木南 花菜
MF 6 ブラフ シャーン
MF 18 三谷 和華奈
MF 19 笠原 綺乃
FW 9 廣澤 真穂
FW 11 高橋 雛
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 石田 心菜
DF 4 堀内 璃子
DF 29 田頭 花菜
MF 8 並木 千夏
MF 28 白井 美羽
MF 30 築地 育
FW 12 黒柳 美裕
選手交代
OUT IN
47 木南 花菜 築地 育
79 三谷 和華奈 堀内 璃子

この試合の戦評

皇后杯関東予選3回戦が行われた。対する相手は筑波大学。関カレ前期で一度敗れた相手であり、皇后杯本戦の出場権をかけた絶対に負けられない試合になる。連戦ではあるが、全員がハードワークをして挑んだ。

前半は筑波ボールでキックオフ。早い時間帯に先制点を奪い、勢いに乗りたいア女。立ち上がりからアグレッシブなプレーで相手陣地へと侵入する。2分、自陣でパスカットされ、ファーストシュートは筑波が打つ。しかし、1近澤の冷静なキャッチで事なきを得る。6分、2船木→18三谷へロングフィードを放つ。18三谷がファールを貰い、FKを得るが、得点には繋がらない。すると1分後、9廣澤→11髙橋にパスが通る。11髙橋は相手を華麗に欺きそのままシュートを打つ。インパクトあるシュートはサイドネットに突き刺さり1-0。見事にチャンスをものにし、先制する。その後も攻撃の手を緩めないア女。15分、相手に崩されるが、2船木がボールを奪いそのまま9廣澤へボールを送る。9廣澤がハーフラインからドリブルし、最後は自らがシュートを放つ。個人技と組織力の高さを存分に活かした攻撃はさらに彩りを増す。19分、相手にFKを与える。ファーサイドでヘディングをされるも、枠を捉えることができず、このまま試合は続く。20分、相手を揺さぶり、左サイドへボールが流れる。高い位置から9廣澤がプレッシングをかけ、そのこぼれを11髙橋が回収する。そのまま、右足を振り抜き2-0。本日2点目を奪った。28分、DFラインからのビルドアップで相手のスペースを突く。最後は攻撃参加していた2船木がゴール前でボールを貰うが、惜しくもオフサイドとなる。攻撃をしている中でも、リスク管理を怠らないア女。22夏目を中心にディフェンスラインを整え、隙を与えない。39分、2船木のクロスはファーサイドへ。逆サイドから走り込んできた26木南が頭で合わせるも、ゴールを捉えることはできない。ロスタイム2分も安定した守備をみせ、前半終了。2-0で折り返す。

ハーフタイムでは、前半の勢いのまま、裏への抜け出しを続けていくことや、細心の注意を払ったリスク管理を徹底し、勝負に拘ることを確認した。また、相手ベンチの動きにも対策を練る。

後半はア女ボールでキックオフ。相手の交代選手に注意しながら慎重な入りをみせる。特に立ち上がりはDFラインからのロングボールを駆使して相手陣地に侵入する。48分、26木南→30築地の交代を行い、加勢を与える。53分、交代した30築地がペナルティエリアへ侵入し、18三谷にラストパスを送る。しかし、オフサイドの判定により惜しくも追加点を奪うことはできない。敵陣でのプレー時間が増える中、相手がカウンターを仕掛ける場面が続く。ア女は、1近澤のコーチングでピンチを未然に防ぎ、守備に厚みが増す。給水を挟み65分、相手の猛攻を受ける。立て続けにゴールを脅かされるが、得点させず2-0で試合は進む。69分、守備の時間が続いている中、18三谷がカットインからシュートを放ち、ア女に再度攻撃の火をつける。立て続けに、2船木の攻撃参加でクロスからの攻防が増えるが、相手もゴールマウスを死守し、簡単には得点を許してくれない。お互い譲らず攻防が続く中、相手のロングボールに対して、さらに運動量を強いられるア女。6ブラフのプレスバックを中心に全員が集中してゴールを死守する。78分、18三谷→4堀内の交代を行う。82分、ペナルティエリア内でファールをしてしまいPKを与え失点。試合は2-1となる。ロスタイム、両チーム激しい攻防を繰り返し、83分、FKを与えてしまう。最後は1近澤のパンチングで失点を防ぎ、試合終了。2-1で勝利した。

無事、皇后杯本戦出場権を獲得した。また、前回敗戦している筑波大学に対してリベンジを果たすことができた。連戦となったが、全員で勝ち取った勝利は、来週の試合へと繋がった。また次の試合に向けて、伏見に残っている仲間と切磋琢磨してより良い準備をしていきたい。