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2021年 第43回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 関東地区予選 2回戦 vsFarina高崎FC

2021年9月11日(土) 11:00キックオフ @押原公園 vsFarina高崎FC
早稲田 5 3 – 0
2 – 0
0 Farina高崎
(2分)廣澤 真穂
(31分)三谷 和華奈
(34分)高橋 雛
(47分)船木 和夏
(80分)並木 千夏
得点  
  警告・退場  
13 シュート 2
1 GK 10
7 CK 0
2 直接FK 8
1 間接FK 6
1 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 1 近澤 澪菜
DF 2 船木 和夏
DF 5 後藤 若葉
DF 20 浦部 美月
DF 22 夏目 歩実
DF 26 木南 花菜
MF 6 ブラフ シャーン
MF 18 三谷 和華奈
MF 19 笠原 綺乃
FW 9 廣澤 真穂
FW 11 高橋 雛
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 石田 心菜
DF 4 堀内 璃子
DF 29 田頭 花菜
MF 8 並木 千夏
MF 28 白井 美羽
MF 30 築地 育
FW 12 黒柳 美裕
選手交代
OUT IN
52 高橋 雛 築地 育
52 浦部 美月 田頭 花菜
62 三谷 和華奈 黒柳 美裕
68 笠原 綺乃 白井 美羽
68 木南 花菜 並木 千夏

この試合の戦評

第43回関東女子サッカー選手権大会(兼)皇后杯関東地区予選のニ回戦が、山梨県押原公園で行われた。ア女にとっては初戦となるこの試合、対する相手はFARINA高崎。今年発足したチームであり、1年目から群馬県代表として出場する。昨年度、準優勝という悔しい結果に終わったからこそ、今大会は優勝という結果に拘りたい。

前半はア女ボールでキックオフ。今シーズン初の天然芝での試合。アウェイの独特なピッチ状況にも適応し、全員が集中して臨む。2分、18三谷が持ち味であるサイド突破からマイナスにクロスをあげると、9廣澤が左足を振り抜きサイドネットに刺さる。試合は1-0と序盤からリードする。その後もア女ボールの時間帯が進み、DFラインを中心にビルドアップを試みる。7分、自陣でのパスミスからカウンターを受けるも、統一されたラインによりオフサイドを獲得する。10分、5後藤が前方にロングフィードを放つ。それに反応した11髙橋に繋がり、自らシュートを打つが、惜しくも枠を捉えることができない。17分、前がかりにくる相手のプレッシャーをテンポの良いボールの動かしでかわし、スペースを突く。2船木→9廣澤へのラストパスで9廣澤がシュートを放つも、相手DFに拒まれるシーンが増える。給水を挟み、追加点を狙いに行くア女。しかし、中盤の攻防からミドルシュートを放たれる。ここは1近澤が冷静にキャッチし、事なきを得る。30分、CKを獲得する。ショートコーナーから、サイドでアーリークロスを上げるもキーパーに阻まれる。31分、9廣澤が右サイドからクロスをあげる。一度は相手DFにブロックされるも、18三谷がゴール前で回収し、そのまま右足を振り切り、追加点を奪い2-0とする。さらに3分後、9廣澤から11髙橋にループパスが通り、11髙橋が振り被り相手をさらに突き放し3-0。ロスタイムは2分。最後まで安定したディフェンスと、FW陣を中心に果敢に攻め続け、前半を終える。

ハーフタイムでは、引き続きゴールを狙いに行くためにクロスや裏抜けなど、シンプルな攻撃を心がけることや、シュートを積極的に打ちに行くことを共有。

後半は相手ボールでキックオフ。ア女の持ち味である豊富な運動量で序盤から圧倒していく。42分、18三谷がカットインからシュートを放つも枠を捉え切ることができない。46分、5後藤が背後へボールを落とす。2船木がオーバーラップをし、ペナルティエリアに侵入。相手のファールで倒され、PKを獲得。そのまま2船木がキッカーを務め、冷静にゴールを決め4-0。52分、20浦部→29田頭、11髙橋→30築地、2枚の交代を行い、攻撃に拍車をかける。
58分、コーナーキックを獲得し、19笠原が鋭いボールを入れるも、なかなか合わせることができない。62分、18三谷→12黒柳の交代を行う。相手陣地での攻防が続く中、集中を切らさず、素早い切り替えでマイボールの時間を増やす。68分、26木南→28白井、19笠原→8並木への交代を行う。ここでア女は全ての交代枠を使う。71分、30築地のスルーパスは8並木へ。キーパーと1対1の局面を作るもキーパーに阻まれ、得点を奪うことができない。9廣澤のプレスバックや12黒柳のテクニックで相手を翻弄し、ゴールを狙いに行く。73分、相手にFKを与えるが、1近澤の高さを生かしたパンチングでゴールを奪わせない。80分、9廣澤が放ったシュートはポストに弾かれるが、8並木がセカンドボールに反応し、追加点を奪い5-0。ロスタイムは3分と表示され、相手は渾身の攻撃を仕掛ける。しかし、丁寧なビルドアップ、ボール保持で相手の自由を奪い、後半の被シュートを0本に抑え試合終了。3回戦進出を決めた。

素早い切り替えや球際の強さに加え運動量でも相手に勝り、意図的な崩しからゴールを脅かし5-0で勝利を収めたア女。一方、ラストパスやシュートの精度、ボールの失い方など、改善できる課題は多く残った。明日も試合というハードなスケジュールだが、次に繋げられるようにチーム全員で良い準備をしていきたい。