JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第22節 vs順天堂大学

この試合の戦評

伝統ある早慶戦での敗戦から中2日で迎えた前節の拓殖大戦。原点である謙虚さ、愚直さに向き合い、勝ち点3を積み上げることができた。今節勝利すれば1部残留、そしてインカレ出場が決まる早稲田。迎える相手は現在9位で2部降格の可能性を残す順天堂大。お互いに絶対に負けられない戦いとなる。熱量、球際、ハードワーク。苦しい状況の中でも、早稲田らしさを常に体現し、全員で次のステージへDRIVEする。

試合序盤から苦しい展開となった。前半8分、順天堂大が中盤でボールを保持すると、そのままゴール前まで運ばれ、ミドルシュートを打たれる。ボールはゴール右サイドネットへ吸い込まれ、失点。0-1となってしまう。まずは同点に追いつきたい早稲田であったが、相手の固い守備を崩しきれずに逆にボールを奪われると、カウンターからサイドに起点を作られ、押し込まれる時間が続く。なんとかして得点を奪いたい早稲田は28分、4小倉からのロングフィードに反応した12森がペナルティエリア内でシュートを放つも、枠を大きく外れる。その後も守備陣からの高い精度の配球が目立ち、徐々に自分たちのペースを掴む。35分、前線からプレスをかけた28駒沢がゴール前でボールを奪い、そのままドリブルで運び左足でシュートを打つが、惜しくも外れる。相手陣地でプレーする時間が増えるも、決定機を作ることができず、0-1のまま前半終了。

後半は立ち上がりから激しい試合展開となった。早稲田は前半43分に交代で入った10田中、26平野を起点に相手陣地へ押し込む。一方で、後半8分には順天堂大に中盤でボールをキープされ、早い縦への仕掛けからシュートを打たれるが、31上川のファインセーブでゴールを守る。しかし13分、順天堂大が左サイドのワンツーから綺麗に守備を崩し、シュートを放つと、31上川がボールに触れるもそのままゴールネットを揺らし、0-2。その後も押し込まれる時間が続き、なかなかボールを保持することができない。逆転に向けて反撃したい早稲田は、交代で後半途中から入った7山下、9奥田、20光田を中心に果敢に相手ゴールに攻め込むが、順天堂大の体を張った固い守備を破ることができない。最後まで全員でゴールに向かってDRIVEする姿勢を見せるも、力及ばず0-2のまま試合終了。

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