JR東日本カップ2013 第87回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第9節 vs国士舘大学

この試合の戦評

前節を1-1のドローで終え、連勝が3でストップした早稲田。
前半戦最終節となった今節は、現在最下位に低迷する国士舘と対戦した。
今週1週間、この試合を単なる前半戦最終節ではなく、後半戦の開幕で対戦する首位専修への挑戦権を得るための試合であると位置づけてトレーニングを積んできた。

試合は立ち上がりから早稲田が主導権を握り試合を進める。相手の状態を見て積極的にアクションを起こし、相手DFラインの背後を突いてチャンスを作り出す。すると17分、三竿の縦パスから上形が左サイドを突破。ドリブルで仕掛け相手DFを引き付けると、中央のスペースへ走りこんだ榎本へパス。コントロールで相手をかわした榎本が落ち着いてゴール左隅へ決め、先制。
その後も、長身の2トップや、サイドのドリブラーにシンプルにロングボールを送り込む国士舘に対し、早稲田は攻守の切り替えで激しくプレッシャーを掛け、相手の攻撃を遮断する。
攻撃でもカウンターで度々チャンスを作り出すも、追加点を奪えず、1-0で前半を終える。

後半、国士舘の攻撃が前半以上にシンプルに、スピーディーになり、ピンチを迎えるシーンが増え始める。それでもチーム全体でポジションをとり続け、ゴールを割らせない。
すると69分、近藤貴が右サイドを突破し、グラウンダーのクロス。完全にフリーとなっていた秋岡が冷静に流し込み、待望の追加点をあげる。
しかし80分、国士舘のカウンターを受けドリブルに対応しきれず八角がファウル。ゴール正面でフリーキックを与えてしまう。これを直接決められ、2-1と1点差に迫られる。

同点とすべく早稲田ゴールに迫る国士舘に何度か危ないシーンを作られるが、最後まで集中して守りきり、試合終了。2-1で勝利を収め、前半戦を6勝1敗2分けの勝ち点20の2位で終えた。

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