早稲田 | 1 | 0 – 1 1 – 1 |
2 | 筑波 |
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(54分)築地 育 | 得点 | (33分) (52分) |
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警告・退場 | ||||
9 | シュート | 4 | ||
8 | GK | 6 | ||
5 | CK | 1 | ||
2 | 直接FK | 2 | ||
1 | 間接FK | 2 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 1 | 近澤 澪菜 |
DF | 3 | 桝田 花蓮 |
DF | 5 | 後藤 若葉 |
DF | 20 | 浦部 美月 |
DF | 22 | 夏目 歩実 |
MF | 6 | ブラフ シャーン |
MF | 8 | 並木 千夏 |
MF | 19 | 笠原 綺乃 |
MF | 30 | 築地 育 |
FW | 9 | 廣澤 真穂 |
FW | 11 | 高橋 雛 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 16 | 石田 心菜 |
DF | 4 | 堀内 璃子 |
DF | 10 | 加藤 希 |
DF | 29 | 田頭 花菜 |
MF | 26 | 木南 花菜 |
MF | 27 | 栗田 彩令 |
MF | 28 | 白井 美羽 |
分 | OUT | IN |
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45 | ブラフ シャーン | 加藤 希 |
63 | 並木 千夏 | 木南 花菜 |
この試合の戦評
関カレ最終節がホームで行われた。対する相手は筑波大学。勢いのあるチームで、昨年度の関カレでは一点をものにされ、敗戦した相手である。その悔しさを胸に、相手の特徴に対して、攻守においての狙い目を確認し試合に臨んだ。
前半は、ア女ボールでキックオフ。開始早々、拮抗した展開が続くが、少ないタッチでテンポ良くボールを動かし相手の穴を探っていくア女。それに対し、相手は奪ったボールをFWへ目掛けて蹴り、一発カウンターを狙ってくる。7分、3桝田の絶妙なロングボールに9廣澤が反応するも、得点には至らない。その後もビルドアップを試みる。11分、相手ゴール前まで攻め込むも、ボールを奪われカウンターを喰らう。ゴール前まで迫られるも、5後藤のカバーリングでピンチを凌ぐ。その後もボールを支配するア女。DFラインと6ブラフを中心に出し入れをしながら、前線へボールを配球するが、相手にブロックを引かれシュートまでいくことができない。20分には、低い位置でボールを奪われ、そのままクロスを上げられるなど、幾度か安易なパスミスによりゴールを脅かされる場面が見られる。26分、8並木がミドルゾーンから積極的なシュートを放つ。これがア女のファーストシュートとなる。30分、19笠原、8並木、9廣澤の連続ワンタッチプレーで綺麗に中央を崩すも、シュートで終われず相手にクリアされる。34分、左サイドの相手陣地でボールを奪われ、カウンターを喰らう。裏に抜け出した相手FWにシュートを打たれ、失点。0-1となる。40分、左サイドから突破され、クロスを上げられるも、1近澤と30築地の体を張った守備で追加点を許さない。48分、11髙橋の守備から溢れたボールに反応した19笠原が強烈なシュートを放つも惜しくもバーに直撃。そのまま0-1で前半終了。
HTには、攻撃での陣形の確認や、ゴール前を固めてくる相手に対してサイドを有効的に使うこと、負けている状況の中で得点を奪いに行くことを共有。また、6ブラフ→10加藤の交代を行い、3桝田がVO、10加藤がCBを務める。
後半は相手ボールでキックオフ。後半開始早々、相手にCK、FKを与えてしまうも、1近澤のキャッチでピンチを免れる。相手に押し込まれる時間帯が続く中、55分、自陣でのパスミスから相手FWに反応されそのまま失点。0-2となり、追加点を許してしまう。しかしその直後の56分、22夏目の絶妙なクロスに30築地が華麗なアウトサイドで合わせ得点。1-2と1点を返す。その後、再度ア女がボールを保持する時間が増え、相手ゴールに迫る。しかし、ブロックを敷いてくる相手に対して、なかなか決定的なシーンを作れない。それでも、段差をつけながら相手を揺さぶり相手の穴を探るア女。65分、8並木→26木南の交代を行う。その後、ビルドアップで相手陣地に侵入していくア女だが、安易なパスミスを拾われ、前進することができない。しかし77分、10加藤のロングフィード抜け出した11髙橋が反応し、ゴール前に侵入。最後は19笠原がシュートを放つも相手DFに阻まれる。また、86分、右サイドからボールを受けた3桝田が豪快なロングシュートを放つが、相手キーパーに阻まれる。CKを獲得するが得点には至らない。試合終了の時間が迫る中、果敢に相手陣地で攻撃を続け得点を狙うが、1-2のまま試合終了。
ア女が圧倒的にボールを支配していたものの、少ないチャンスをものにされ敗戦となった。どんなにボールを支配しても、点を決めなければ勝てないのがサッカーである。チャンスを決め切る者、チャンスを生かせない者の差は、ボール支配率に関係なく大きい。自分達はチャレンジャーであることを再認識し、弱みを切り開いて、この負けから多くの明るい潜在性を追求していく。それを怠らないことが大事であろう。この敗戦は良かった。今一度日々の練習から一人一人が向き合って行動していくことになるだろうから。伸び代だらけのア女だが、この悔しさをバネに、必ず”最強のア女”になってみせる。