第42回関東女子サッカー選手権大会(兼)皇后杯JFA第42回全日本女子サッカー選手権大会関東地区予選 準決勝
9/20vs日テレ・東京ヴェルディメニーナ
10:30kick off
【メンバー】
-前半-
鈴木、船木、後藤、堀内、浦部、加藤、村上、並木、松本、髙橋、廣澤
–後半-
鈴木、船木、後藤、堀内、浦部、加藤、村上(→黒柳)、並木(→阪本)、松本(→真田)、廣澤、髙橋
-得点-
前半17分 髙橋 雛
前半27分 加藤 希
以下、戦評です。
皇后杯関東地区予選の準決勝が行われた。対する相手は、ユース年代ながらも個々のスキルが非常に高い、日テレ・東京ヴェルディメニーナ。連日の試合となるが、決勝進出に向けてより一層気を引き締めて試合に臨んだ。
前半はア女ボールでキックオフ。中央を使いながら攻撃を組み立ててくる相手に対し、ア女は中央を締め、前線からハイプレスをかけていき、サイドに追い込む。すると開始早々チャンスが生まれる。カウンター攻撃で11松本からボールを受けた14加藤がシュートを放つが、惜しくも枠を捉えることはできない。さらに17分、相手陣地のこぼれ球を7髙橋が拾いドリブルで持ち込む。そのままペナルティエリア付近からシュートを放ち先制に成功する。この得点により完全に主導権を握る。相手も細かいパスを使いながらア女ゴールに迫ってくるが、センターバック2人を中心に、安定した守備で失点を許さない。すると攻撃陣にも火がつく。27分、右サイドでパスを受けた14加藤がカットインし、左足で豪快に打ったシュートは、キーパーの頭を越えゴールに吸い込まれる。2-0とし、相手を突き放す。しかしその後、ア女の自陣でのミスから相手にシュートを放たれるも、1鈴木がナイスセーブを見せゴールを死守する。2-0のまま前半は終了。
HTには、コンパクトな守備陣形を作ることを確認する。また、前半に得点を取れたからこそ今一度きを引き締め直し、後半に臨む。
後半は、相手ボールでキックオフ。相手は前半と少し戦術を変え、流動的な攻撃でア女ゴールに迫る。幾度かサイドから崩されクロスを上げられるが、相手より先に反応し自由にシュートを打たせない。苦しい時間帯が続く中、FKなどの少ないチャンスを活かし相手ゴールを脅かすが、追加点を挙げることはできない。相手は選手交代を行い更に攻撃に勢いをつけてくる。ア女は徐々に疲れが見え始め、セカンドボールの反応が遅くなってしまう。74分には、11松本→17真田の交代を行う。守備の時間帯が続く中でも、10村上が遠目から積極的にシュートを放つなど、攻撃の意識は継続していく。79分、6並木→5阪本、10村上→15黒柳の交代を行う。試合終盤にかけて、相手に多くのチャンスを作られ幾度かコーナーキックを与えてしまう。80+2分、相手のコーナーキックのこぼれ球から強烈なシュートを放たれるも、4船木が体を張った守備で相手の猛攻を凌ぐ。ピンチは多くあったが、なんとか無失点に抑え、2-0で試合終了。
連戦という厳しい状況の中で、ベンチメンバーを含め全員が集中を切らすことなく最後まで戦い抜き、決勝進出を決めることができた。来週の決勝戦に向けて、また新たに攻守共に積み上げていき、4連覇を達成すべく、良い準備をしていきたい。
戦評担当:村上・髙橋
それでは失礼します。
吉野