第35回関東大学女子サッカーリーグ戦 第10節
7/3 vs 東洋大学
17:00 kick off
【メンバー】
-前半-
近澤、加藤、夏目、後藤、浦部、ブラフ、築地、髙橋、笠原、廣澤、吉野
-後半-
近澤、加藤、後藤、夏目、浦部、ブラフ、築地(→木南)、髙橋、笠原、廣澤、吉野
以下、戦評です。
関カレ第10節がアウェイで行われた。対する相手は東洋大学。前期のリーグ戦も終盤に差し掛かる中、現在2位につける東洋大学との上位対決となった。前節の引き分けから気持ちを切り替え、再び勝利の波にのっていけるよう、チーム一丸となって臨んだ。
前半は相手ボールでキックオフ。いつものようにビルドアップから攻撃を組み立てようとするが、相手の寄せが早く、GKまでハイプレスを受け思うように前進できない。4分、中盤でボールを奪い、速攻を仕掛ける。11髙橋から右サイドの9廣澤にパスが渡り、ドリブルで一気にサイドのスペースに前進。最後は10加藤がクロスをあげ、30築地が競るが、相手GKにキャッチされる。勢いに乗りたいア女だが、下からのビルドアップを封じられ、自分たちのリズムが作れない。また、相手は中盤でのボール奪取から、鋭いカウンターを仕掛けてくる。8分、奪ったボールを繋ぎきれず、左サイドからクロスをあげられるが、ヘディングのシュートは枠を外れ、事なきを得る。その後も、相手のギャップを突くパス回しに、守備がはまらず、ボールを持たれる時間が多くなる。40分には、左サイドからの突破を許し、クロスをあげられる。中央に飛び込んだ相手のシュートはクロスバーを叩き、こぼれ球にも反応されるが、最後まで体を張り、なんとかピンチを凌ぐ。ほとんど見せ場を作れずに、0-0で前半を終える。
HTには、前線が流動的になって相手の守備をずらすことや、裏をより積極的に狙うことなどを共有。各ポジションでもコミュニケーションを取り、細かい修正点を確認し後半に臨む。
前半をシュート数0本に抑えられ、得点のためにまずはシュートで終わる攻撃が求められる。後半も、ボールを握りながら攻め手を探りたいア女。しかし、中盤でパスが引っ掛かり、カウンターの対応に追われる。CBを中心に素早い切り替えでボールを奪い返すが、効果的な攻撃にはつながらず、一進一退の攻防が続く。61分、左サイドからのロングボールを相手FWに競られ、落としが繋がりGKと一対一になるが、シュートは枠を外れ失点は免れる。その後も相手のテンポの良い繋ぎに寄せきれず、ゴール前まで迫られる場面が続く。75分、30築地→26木南の交代を行う。80分、右サイドで9廣澤と15吉野がためを作り、最後は10加藤がカットインからシュートを放つも、GK正面。83分、再び右サイドの崩しから9廣澤がシュートするが、これもGKにキャッチされ得点には至らない。残り時間が少なくなり、猛攻を仕掛けるア女だが、相手のプレー強度が落ちることはなく、1点が遠い。最後までスコアは動かず、0-0のまま試合終了。
前節の悔しさをバネに、一週間良い準備をしてきたがあと一歩、ゴールは遠く、二戦連続の引き分けに終わった。相手の90分間のハードワークや隙のないプレーに対し、ア女も粘り強く応戦したが決定機を作ることができなかった。実力ある相手だからこそ気づけた課題を真摯に受け止め、更なる高みを目指し全員で積み上げていきたい。
戦評担当:桝田
【次戦情報】
第27回関東女子サッカーリーグ戦
後期第3節 vs 筑波大学
日時:2021年7月4日 16:30 kick off
Twitter速報有り
※無観客試合のため観戦はご遠慮ください。
それでは失礼します。
吉野