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『理想像』2年 田村亜沙美

本日の担当は、2年田村亜沙美です!

日々努力を惜しまず、チームのために鼓舞し続ける彼女。

大好きなみんなのために闘うことができる彼女が目指す、理想のキーパー像とは…

是非ご覧ください!

本日、ア女日記を担当します。2年田村亜沙美です。

提出期限間際で書く内容を変えました。

多くの方が読んでくださっている中、自分を曝け出すことに抵抗感があり、ずっと書くのを躊躇っていました。

それでも、

ア女のみんなが書いたInsidestoryを読んで、

勇気をもらいました。

自分自身と向き合うきっかけをもらいました。

そして、また頑張ろうと思うことができました。

これから書く私の文章にそんな力があるかどうかはわかりませんが、この機会に自分自身と向き合い、そして普段伝えきれていない感謝を伝えられたらと思います。

とても長くて拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。

ーーー

私にはなりたいキーパー像があります。

それは、「どんな時でもチームを救うことができるキーパー」です。

失点しなければ、チームが負けることはありません。

後ろには私がいるから。絶対大丈夫。どんどんチャレンジしてこい!と。

緊張しているみんなを少しでも和らげ、後押しできるような、自信に満ち溢れたキーパー。

会場にいる誰もが諦めかけ静まり返る瞬間を大きな歓声へと変えられるキーパー。

絶対に最後まで諦めないでチームを鼓舞できるキーパー。

毎試合、最高のパフォーマンスを披露できる安定したキーパー。

あさみなら絶対大丈夫だと、みんなからの信頼を得たキーパー。

これらの要素があれば、チームを救えると考えました。

それが、私の目指すキーパー像です。

ーーー

そして、今思うことは、

「今の私とは程遠すぎる」

試合当日は、きっと誰よりも緊張しています。

今までの努力を認めてあげたらいいのに、

自分を信じてあげることが今の私にはできません。

試合中は、ファーストプレーの善し悪しでその日の調子が左右される、安定したキーパーとは程遠い状態。

何度も同じミスを繰り返す度に

なんのために自主練してきたんだよと、自分に心底絶望します。

さらに、同じポジションの4年生2人と比べては

自分の無力さを痛感します。

自信もないから、フィールドを後押しする発言なんかできません。時には、「やばそうだったら声かけて励ましてくれ」と頼ってばかりです。

自分の理想とかけ離れすぎていて

頑張っても上手くなれてる気がしなくて

結果が出なくて

私は最近、頑張る理由を失いかけていました。

そんな中、Insidestoryが始まりました。

みんなの文章を読んで

どんな思いでサッカーをしているのか、

どんな思いでア女と向き合っているのか、

心の内を知ることができました。

みんなの文章を読んで気づけたことは、

みんなの頑張る理由、原動力が「ア女」であるということ。

そして、私の理想像も「ア女のみんなと勝つため」に必要だと感じて掲げたものであるということ。

みんなのInsidestoryを読めばわかると思いますが、全員何かしらの壁にぶつかっています。

それでも、自分自身と向き合い、努力し続けています。

みんながこのチームを大切にしています。

そんな組織に所属させていただけたからこそ、

こうした私の理想像ができたのかもしれない。

そう思いました。

ア女はすごい組織です。

その時にほしい言葉をくれて、必ず前を向かせてくれる監督がいます。

「授業で練習でれないんですよね」と相談したら、わざわざ私のために仕事終わりグラウンドにかけつけてくれて、

いつも負けた試合の後、大泣きする私と納得するまで話をして、アドバイスしてくれて、「すぐ泣くな!」と最後は笑わせてくれるキーパーコーチがいます。

いつもふざけてばかりで「どっちが先輩だよ」と言われがちだけど、本当は尊敬するところばかりで、いつも優しいから甘えてばかりで、

私がベンチ外の試合は、「一緒に闘ってるよ」と集合写真で21(私の背番号)をつくってくれて

怒るの苦手なはずなのに、時には正してくれて、「絶対諦めないよ、一緒に頑張るよ」と引っ張っていってくれるキーパーの先輩がいます。

落ち込んだ日は「一緒に帰るよ」と必ず傍にいてくれる人がいます。

「今日一緒に出られるね!頑張ろうね!」と嬉しそうに伝えに来てくれる人がいます。

人を頼るのが下手な私に「頼ってくんなきゃ困るんだけど」と怒ってくれる人がいます。

いつもより暗い私に「今日も一緒に頑張るよ!」と声をかけてくれる人がいます。

ア女は誰1人として置いていきません。

そんな優しいみんなに何度も何度も何度も、

助けてもらいました。

本当にありがとう。

だから、今度は私がみんなを助けないと。

試合前「ゴールは任せろ!」と自信満々にいえるように、たくさん自主練して上手くなります。

絶体絶命のピンチだって、絶対に諦めない。

指先ギリギリまで伸ばしてボールをかき出します。

ア女のゴールを任せてもらえるように、言動に責任と覚悟を持ちます。

悩んでいる選手を絶対ひとりにしない。

必ず声をかけに行きます。

やることが山積みで何度も逃げ出しそうになります。

楽しい、嬉しい、幸せといった感情よりも

辛い、苦しい、悔しいといった感情の方が今は圧倒的に多いです。

それでも

勝利のホイッスルが鳴った瞬間。

抱き合って喜びを分かち合う瞬間。

私は、ア女のみんなと共有するこの瞬間が大好きだから。

そして、この瞬間のためだったら、なんでもできる気がするから。

そう思えたならもう一度、

本気で頑張ってみようと思います。

今シーズン

たくさんの選手が悔し涙を流しているところを

みてきました。

もう十分です。

最後くらいは

嬉し涙を流してほしい。

そのために

私ができること

いや、違うか。

私にしかできないことを

模索し続けます。

そして、

いつか必ず、理想のキーパーになってみせます。

ps.最近声の出しすぎが原因で高音がでなくなってしまい、女性アーティストの曲が何一つ歌えなくなってしまいました笑

声量がいつもよりなくても一生懸命に、心を入れ替えて頑張っているということを知っておいてほしいです。よろしくお願いします。

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以上です。

明日もお楽しみに!

木南