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『逆説的に考える』4年 澤田美海

本日の担当は、4年澤田美海です!

ある本をきっかけに、改めて自分自身の弱さと向き合った彼女。
どんな時も周りへの気配りを欠かさない彼女が綴った、残りのア女生活での覚悟とは…

是非ご覧ください!

こんにちは。
本日ア女日記を担当させていただく4年の澤田美海です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただければ幸いです。

日々更新されていくア女日記を読みながら言葉ひとつひとつに勇気をもらい感化されている私がいる。
みんなに分けてもらった勇気を振り絞ってありのままの想いを綴りたいと思う。
ここに綴った言葉が自分自身の、そして願わくば誰かの背中を少し押すことを祈って…

少し前、本を読んでいたらハッとさせられる文章に出会った。

『過去の自分をいくら責めて悲しんだとしても、状況を解決してくれるわけでも過去に戻れるわけでもないから、切り替える必要がある。現在が過去に侵食されたままになることは避けなければならない。その状況から得た教訓だけを拾うようにしよう。』

『理由はどうであれ、何でも自分で乗り越えようという気持ちが結果的には他人を遠ざけもし、自分をすり減らしてもいる。弱いせいではなく、もっと強くなるために、私たちには誰かの力を借りる勇気が必要だ。』

あらためて、自分自身を振り返ってみる。
私は、まだ受け止めきれずに引き摺っている出来事がある。
私は、周りの人を頼るのが下手だ。

周りに不幸を分けてる気がしてしまうだとか
できやしないのに少しばかり完璧主義だとか
私の考えていることなんて周りと比べたらちっぽけだからだとか
理由を挙げ出したらキリがないけれど
結局のところ格好良くありたいんだと思う。
表面上だけでも弱さを見せずに乗り越えられる頼もしい人でいたいんだと思う。

本当は違うのに。格好良くなんかないのに。
そうやって自分の弱さと向き合うことから逃げていた。
そして弱さを隠さずに向き合うことの方が断然難しいことだと思い知らされた。

だから私は今日此処に自分の弱さを書き残す。
本当の意味で強くなるために。
本気で変わるために。

これまで何もかもレベルの高いア女という環境の中で
私が100%を出すだけでは足りないと思って過ごしてきた。
それならば最低でも120%、あるいはそれ以上の力を出し続け努力し続けようと必死に喰らいつくこと。
たとえ少し無理をしてでも頑張ること。
それこそが自分が強くなるための道だと信じてきた。

結果この考え方が凶と出て、何度も怪我を繰り返した。

それだけじゃなかった。

去年の夏、身体になんとなく異変を感じ始めた。
今までは何事もなかった練習がしんどくて集中できない。
練習が息苦しくて続けられない。

病院に行ったら運動に誘発されておきる喘息だと言われた。
無理をするとすぐに身体が悲鳴をあげるようになった。
120%の力を出したくても身体がいうことをきかなくなって急に頑張り方が分からなくなった。
いつもどこか頑張れていない気がして自分を否定した。

みんなができていることがどうして私にはできないんだろう。
きついときに自分のことで精一杯な私はダメだな。
本当はもっと走りたいのに。
本当はもっと動きたいのに。
正直、怖いな。

考えても考えても状況が変わるわけじゃないのに
ついついこんなことを思っては涙が込み上げてくる。

自信のなさが常に私の言動に付き纏うようになった。
その自信のなさを理由に言動に移そうとしなかった。

誰よりもチームを想い、チームのために悩みながらも闘う人がいるのに。
試合や練習が終わったあとに一緒にリハビリを自主練をしてくれる人がいるのに。
どんなときも一緒に考え励ましてくれる人たちがいるのに。
誰よりも心配して応援してくれる人たちがいるのに。
この上ない最高の環境に囲まれているのに。

それなのに私は、
練習を途中で抜けたから。
試合になかなか出れていないから。
メンバーに入れなかったから。
上手くないから。
そんな私なんかが…。

くだらない御託を並べて卑屈になって、
周りからどう思われるかばかりを気にして、
周りの優しさに甘えて、
自分にできる範囲を勝手に決めて、
“ミノホド”をわきまえたようなフリをした。

結局は、
自分の弱さから
自分の自信のなさから
向き合うべき責任から
逃げていた。逃げまくっていた。

でも、そうじゃない。
私は、変わる。

気持ちに身体が追いつかないやるせなさも、
メンバーに選ばれない悔しさも、
試合やゲバを眺めるもどかしさも、
周りのあたたかさも、ありがたさも、
これまで私は人一倍感じてきた。
そんな私だからこそ、やらなきゃならないことがある。
そんな私だからこそ、できることがある。

もしかしたら、
私にしかできないことなんてないかもしれない。
私では何の解決にもならないかもしれない。

でも、そんなことがよぎっても関係なく突き進む。

一緒に考えることが、一緒に悩むことが、
一緒に考えてもらうことが、一緒に悩んでもらうことが、
勝つために、日本一になるために、
私がやらなきゃならないことが、私にしかできないことが、絶対にある。

格好悪くていい。ダサくていい。
弱さを隠さずに自分自身とそしてチームと向き合っていく。

絶対になりたい自分も絶対に叶えたい目標もみつかった。
残された時間はあと約3ヶ月。
3ヶ月しかないけど3ヶ月もある。
あとはやるだけ。あとはやり続けるだけ。

あらためて、これからの私を想像してみる。
私は、過去から得たたくさんの教訓を糧に過ごしていく。
私は、周りからたくさんの力を借りて過ごしていく。
私は、周りにたくさん力を貸して過ごしていきたい。
 

熱く泥臭く、頂に向かって翔く。
全ては西が丘で最高の景色を見るために。

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以上です。
明日もお楽しみに!
木南