diary-women

『宣言』2年 千葉梨々花

本日の担当は、2年千葉梨々花です!

常に努力を怠らず、熱く泥臭いプレーで2年生ながらチームを前線から引っ張っている彼女。

チームの勝利にかける想いと得点への執着から見えた自分自身の弱み。

弱みと向き合う中で生まれた新たな”宣言”とは…。
是非ご覧ください👀✨️

みんなの笑顔のきっかけを作りたい。
自分の力でチームの勝利を手繰り寄せ、勝利に導く。
そんな選手像を追い求めてきた。

だが、実際どうだ。
2024シーズンが始まり、リーグ戦序盤なかなか得点を取ることができなかった。

前線の選手として、点を決めてチームを勝たせたいと思い続けてきた。

その考え自体、間違ってるのかな。
自分にそんな力はないんだ。
そう思うようになった。思わされた。

じゃあどうしたらいいのだろう。
選手としてどうあるべきだろうか。
何を追い求め向かって突き進んでいけばいいのだろう。

一つの結論を出した。

チームが勝つために自分にできることやるということだった。
正直、自分自身この結論を出したことに驚いた。

点を取ることが何よりも好きで、チームが負けても点を奪えていたら勝敗を味方のせいにしていた自分。
得点にこだわって守備を蔑ろにしていた自分。
それを辞めた。
誰よりも全力で守備をしようと、FWだろうが前線だろうがどこまででも走ろうと。
それが今の自分に求められているものだと思った。

点を奪われなければ負けない。

今のこのチームには点を決めきれる選手が多くいる。
だから自分は点を取ることに、こだわるのを辞めた。

チームが勝つために自分にできることを実行しようと思った。
それが自分がこのチームで存在意義を見出せるものだった。

誰よりも泥臭く、チームが勝つために自分が求められていることをしようと思った。

それでも、前期リーグ戦終盤にかけて勝ちきれない試合が続いた。
自分が点をとってチームを勝たせられる選手なら、みんなの悔しがってる姿、泣いてる姿を見なくて済んだな。そう思った。

その瞬間悔しさで涙が止まらなかった。
ずっと逃げていた。
点を取れない自分に、結果を出せない自分に向き合うことを辞めていた。
その方が楽だから。

どんなに結果を出せなくても追い求める選手像を変えてはならなかった。
自分の選択が、自分の考えが周りに頼ってばかりで、自分でチームを勝たせると強く思えていなかった。
それが自分の現状だった。

2024.1.6インカレ決勝。
山梨学院大学に2-3で敗れた。
先制点を決めた。でも、チームは敗れた。

1点で満足してるようじゃダメだと。
自分が2・3点決めれる選手ならこの試合勝てたと。
大好きな仲間が泣いてる姿を見てもう2度とこんな思いはしたくないと誓ったはずなのに。

それなのに自分は逃げた。
得点を決めれない自分に、理由をつけて正当化していた。

自分は弱いからきっとこれからも得点を決めれなかったら逃げの選択をとってしまうだろう。
それがチームのためという理由をつけて。

だから、ここで宣言します。

もう2度とどこのチームにも負けない。
そのために自分がこのチームを勝利に導ける選手になる。
みんなの笑顔のきっかけを自分が作る。

簡単なことではない。
そんなこと自分が一番わかっている。
馬鹿だと思う人がいるかもしれない。
お前じゃ無理だと思う人がいるかもしれない。
どうせ口だけだろと思うかもしれない。

全て結果で示す。
もう2度と弱い自分から逃げない。
このチームで、笑って終わるために自分にできることを全力でやっていきたい。

残り半年。

このチームに、共に戦う仲間に、自分自身に誇りを持って闘い続ける。

そして誰よりもどのチームよりも泥臭く、ア女のサッカーを、自分自身を体現し駆け抜けていきたい。

——————————————————————————————
以上です。
明日もお楽しみに!
阪本