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4年生の想い『魅せる』夏目歩実

本日の担当は#2 夏目歩実です!

皇后杯初戦の朝
行きのバスの中この文章を書いています。

私達に保証されている試合は残り2試合。

この2試合で終わらせたくない。
そして、皇后杯ベスト8・インカレ優勝という目標を
達成させたい。

そう考えれば考えるほど昨日の夜から緊張が止まらない。

ア女なら、このメンバーなら絶対に”大丈夫”
と言い切れるくらい自信はある。

何より”誇り”を持って1日1日積み重ねてきたから
絶対に”大丈夫”だと思える。

それでも保証されている時間が短くて不安に襲われる。

最後笑顔で終わるために今私にできることは何だろう。

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改めまして、4年の夏目歩実です。

まず始めにいつもご支援いただきありがとうございます。
2023シーズンも残り少しとなりましたが、
変わらず応援の程よろしくお願いいたします。

最後のア女日記何を書こうと悩み続けましたが、
結局何を書いていいか分かりませんでした。

だから私の「4年生の想い」は、
ア女のみんなへのメッセージとさせていただきます。
今の私の想いを殴り書きするので、
まとまりのない文章となりますが、ご了承ください。

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毎年4年生は大変そうだった。

他人事のようだけど、昨シーズンまでは少し他人事のように感じていた部分はある。

今年4年となり、想像していた以上に大変だった。
これまでの4年生に今更だけど感謝を伝えたくなった。

今シーズンを振り返ると
え?と言いたくなることや
いやいやいやと言いたくなることが
数え切れないくらいあった。(実際言っていたかも。笑)

折れそうになることも
実際に少し折れてしまったこともある。

けど、それでも走り続けてこれたのは

“このチームのために”

という想いがあったから。

上手くいかなくて悩んだことも
敗戦が続いて思わず下を向きたくなることも
屈辱を味わった試合も
自分自身たくさんの苦しみを味わった1年だった。

でも、
そんなときでも週明けの火曜日に
“あゆみさんおはよう!” “あゆみ〜おはよ”
ってみんなの笑顔が見れて

練習前の円陣ではいつもは聞けないみんなの想いが聞けて
自分と向き合い、全力でフィジカルを頑張る姿や
120%で毎日グラウンドに立ち続ける姿から
私は活力をもらっていました。

そんなみんなの姿が私の頑張る理由でした。

今シーズン、全員がチームに向き合い続けてくれて
本当に助けられました。
きっと4年生だけでは無理だった。

本当に1年生?って思うくらい
チームのことを考えて、よく見て、行動してくれる。
何よりエネルギーに溢れていて、
ピッチ内で本当に頼りになりました。
ピッチ外でもニコニコ声を掛けてくれて嬉しかったよ!
いつも部荷物ありがとう。

淡々とやるべきことをこなし続けてくれた2年生。
悩むことも苦しいことも多かったはずなのに、
それでも背を向けずにこのチームに向き合い続けてくれて
ありがとう。
みんなならもっと輝けるし、彩れる。

ピッチ内外で支え続けてくれた3年生。
忘れそうになるときにいつも大切なことを教えてくれる。
不器用ながらチームのために一緒に動き続けてくれて
ありがとう。
本当に頼りにしてます。

この4年間を振り返ると本当に本当に色々ありすぎて、きっと思い出せていないこともあるのだと思う。

本当に濃い4年間で
早稲田大学に入学して
ア式蹴球部女子という組織に所属できて
素晴らしい環境でサッカーができて
恵まれていたと改めて思う。

自己推薦で共に入学した同期が全員ベンチに入る中、
私だけメンバー外。
本当にチームの一員と言えるのか、
どこか自分事とは思えない日々を過ごしたり。

1試合1試合の結果に一喜一憂した日も。

雪景色の中で最高の笑顔をみた日も。

1失点の重みを悔しさを味わった日も。

チームのために闘い続けた日々も。

チームのことを想い続けた日々も。

もうどの瞬間もどの時間も戻ってこないのだと
あと数週間で終わるのだと思うとすごく寂しい。

臙脂のユニフォームに袖を通すことがないと思うと
臙脂のユニフォームが恋しい。笑

何よりみんなとプレーできる時間が限られていることが
寂しい。

少しでも長くこのチームでプレーしたい。

みんなの笑顔が見たい。

苦しい、悔しい日々を過ごしたけど、
それでもここまで積み上げてきたことを知っているから

みんなのこと見てきたつもりだから

だから最後は”全員で”笑いたい。

同期のみんな
頑固で意地っ張りで
本当にどうしようもなくてごめんなさい。笑
たくさん迷惑かけたと思うし、ぶつかった事もあるけど、
同期がこの9人で心の底から良かったと思っています。

朋香、誰よりも熱くてア女のためならと自分の身を削ってまで走り続けてくれてありがとう。主務としてもマネージャーとしても、1部員としても朋香の存在がすごく大きかったです。

舞水、選手のために自分を犠牲にしてまで動き続けてくれてありがとう。密かにア女に対して熱い想いを持っていて、舞水の言葉にはいつも感銘を受けていました。

智里、笑顔の裏にはたくさんの涙があったけど、どんな時でも折れずにやり続けるその姿勢が本当にかっこよくて尊敬してました。学校生活もたくさんお世話になりました。笑

美南はピッチ内外で変わんないね。どこにいてもア女のみんなのことを考えて行動してくれる。常に大事なことを見せ続けてくれて伝え続けてくれてありがとう。

和華奈、ブレない軸を持ってチームにも学年にも自分にも向き合い続けてくれた。空回りするくらい全力で、そんな姿も和華奈らしくて本当にかっこいい。

綺乃、いつもおちゃらけてるし、プレー淡々とこなしちゃうし、でも裏には図りきれないくらいの努力と悔し涙もあったんだよね。なーんかいつもいいとことってって本当にかっこいい、羨ましいよ。笑

美月は本当に何考えてるか1番分かんないかも。笑 でも誰よりもア女が好きでチームのために突っ走っていることは知ってます。純粋に想って動けるところ、その姿が美月らしくてかっこいい。

璃子とは1番ぶつかったかな?璃子の純粋なその想い、ぶらさないその姿がかっこよかった。頑固でぶつかり続けてごめんね。向き合い続けてくれて一緒にやり続けてくれてありがとう。

若葉、悩みに悩んで、怪我に苦しんで、そんな姿が印象に残ってるかな。このチームへの想いも自分のことを後回しにしてまで実は考えているところも入学当初の若葉じゃ考えられない。笑 背負ってくれてありがとう。もう1度あの景色をみよう。

このチームがだいすきです。
だから最後はみんなの笑顔が見たい。
私はこのチームのために最後まで走り続けます。

ア女のサッカーを全員で “魅せる”

2024年1月6日、西が丘で笑うために

さぁ、いこう

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“ア女の心臓”
彼女を表すのにこの言葉が1番ふさわしいだろう

声と頭脳でゲームをコントロールし
チームを勝利に導く

ピッチ内外で常に周りに気を配り
他人のために行動する

その責任感の強さゆえに
4年生として思い通りにいかない日々に苦しんだ

しかし
“このチームのために”
1人1人に笑顔で寄り添う彼女は
私たちに確かなエネルギーを与えてくれた

大好きなア女で
大好きなサッカーを
1月6日まで
笑顔でプレーできるように
私たちは彼女と共に走り続ける

西が丘のピッチで
彼女に日本一の景色を
最高の笑顔を

阪本