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『誇り』 4年 笠原綺乃

本日の担当は、4年生の笠原綺乃です!
普段は無茶振りなノリにも対応する彼女だが、ピッチ内では寡黙な姿勢で真摯にサッカーと向き合う。
決して口数が多い訳ではないが、チームに対してこれだけ熱い想いを持っている彼女の文章を是非ご覧ください‼️

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こんにちは。
本日、ア女日記を担当させていただく、

ブラボーーーーーーーーー!!!!!

で、お馴染みのア女のムードメーカー、4年笠原綺乃です。

これを読んでくださる方にはお馴染みか分かりませんが、ア女の中ではかなりお馴染みです。恐らく。(照)

4年目のア女日記。
追いコン(4年生を追い出す会)の時、毎年4年生が「大学の4年間はあっという間だから楽しんで」と言っていた言葉が今になって身に染みて感じるようになりました。

後輩のみんな!
「4年間はあっという間だよ!」(まだ終わってないけど)

さて、今年からはア女日記がnoteになったということで、何を書こうかとても悩みましたが、最高学年になったので、4年になって感じた想いを素直に書いていこうと思います。

ぜひ、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

誇闘(こどう)』‥誇りを持って闘う。

4年で何度もミーティングを重ね決定した、今年のスローガンである。
早稲田の誇りを、自分への誇りを、ア女の一員としての誇りを持ち、
泥臭く、最後まで闘い抜く。

そんなチームに今年はしたい。
そう決めた。

いざ、始まった2023シーズン。
今年はコロナの影響も少なく、有り難いことに公式戦はおおよそ日程通り進めることができている。

前期終了時点の成績は、6勝3敗2分の4位。

自分自身に問う。
本当にこれが、

誇りを持って闘った結果なのか。

勝利に貪欲に、何がなんでも勝つという気迫。
早稲田というプライドを懸けて泥臭く闘う姿。
それらを魅せることができたのか。

2021シーズン。
インカレ優勝を果たした当時のア女は、
皆が誇りを持って闘えていたように、私は思う。

ピッチに立つ選手は、全力でチームのために闘っていた。
ベンチにいながらも、ピッチに立つ選手を心の底から尊敬し、応援できた。
スタッフ陣は、チームの勝利を誰よりも信じていた。

ア女であることに誇りを持てた。
この人たちなら絶対大丈夫だと、強く思った。
一緒のチームで闘ってきた自分に対する誇りもあった。

しかし、現状はどうだろうか。
4年として、試合に出させてもらっている立場でありながら、
自分自身が自分への誇りを1番持てていないと感じることがある。

ミスをしないように。
安全なプレーばかり選択してしまっている自分がいる。
人と比べ、チャレンジすることを恐れて、
ボールを受けることから逃げている。
サッカーが怖い。
そんな気持ちを抱くことだってある。

これじゃダメだと、頭では理解している。
でもたまに現れる、負の思考ループに惑わされ、
自分の意思がないプレーをしている時がある。

ピッチに立つ選手がこんな状況では、
周りの人は誇りを持つどころか、応援しようという気にもなれないと思う。
だからまずは、自分自身が変わらないといけない。

では、堂々と、誇りを持つためにはどうすれば良いのか。
きっとこの問いに対する考えは人それぞれで、
答えはないのだが、

私は、周りの人々への感謝の気持ち、
早稲田を背負っているという覚悟と責任を持ち、
自分を信じて持っている力を100%、いや、それ以上出すことだと考える。
それも、その瞬間だけではなく。練習から常に。

試合が始まるまでの準備。1つ1つの行動。
それら全てにその日の100%で取り組めば、
自分自身に誇りを持てる。

当たり前のことと言われればそうなのかもしれない。
でも、これを継続することは決して簡単ではない。
結果がすぐについてくるとは限らないからだ。

しかし、それまでの過程で積み重ねてきたことに誇りを持ち、
必ず報われる時が来ると、
自分を、仲間を信じ続けることが大切である。

それに、私にはア女生活での目標がある。
4年となった今、もう既にラストチャンスではあるが、
今シーズンが終わった時、何もやり残したことはないと、
ア女にいた自分に誇りを持って終われるように。

私は、毎日を全力で取り組み、より高みを目指す。
自分に負けず、妥協せず、やり抜く。やり続ける。

誇闘(こどう)

それは、目に見えにくく、限界がない抽象的なものであるからこそ、
求め続けられるし、同時に、簡単に見失いやすい。

それでも、あの時4年全員で決めたものであるからこそ、最後まで貫く責任がある。

チームが違う方向を向いてしまっている時、
自分に自信がなくなった時、
うまくいかない時、
うまくいき過ぎている時、
軸がぶれないよう、みんなの立ち返る場所となる。

人間は忘れてしまう生き物だから、もちろんそんな気分になれない時もあると思う。
でも、そんな時には、お互いで気づかせてあげれば良いと思う。
それをはっきりと伝え合うのが仲間だし、受け止めるのが本当のチームだと思う。

変わることは決して簡単ではない。
でも、変わらなければ。
あとで後悔してからでは遅い。絶対に遅い。
まだ時間はある。

まだまだ自分自身足りていないことだらけだが、
気づいた時に行動に移せるか、
みんなで高め合えるか。

それがこの先「日本一」のチームになるために絶対に欠かせないことだと思う。

誇りを持って、闘えているか。

そう自分に、チームに、問い続け、
あっという間に過ぎていく毎日を悔いなく過ごしていきたい。

最後、西が丘のピッチで最高の笑顔で終わるために。

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以上です。
本日もご覧いただきありがとうございます!
明日もお楽しみに!

浦部