本日の担当は、4年生近澤澪菜です!
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本日のア女日記を担当させていただきます、4年の近澤澪菜です。
ア女日記は読むのは大好きですが、書くのは苦手です。
3回目のア女日記、上手く書けるか分かりませんがちょいと頑張ってみます。
ア女で過ごすのが4年目ともなると、ネタが多すぎて何を書こうが迷いましたが、もうすぐ皇后杯関東予選が始まるということで、去年のとある試合の話を書こうと思います。当時の自分の心情を織り交ぜながら、色々書いていきますね。それでは。
2021年9月18日。昨シーズン、私の中で最も苦しくて、最もメンタルがやられた日。皇后杯関東予選の準決勝で2-6の大敗を喫した。
関東予選の時は有難いことにゲームキャプテンを任せてもらい、気合は十分。
四冠を掲げていたあのチームで最初の冠を獲るはずだった。
ただ結果は惨敗。80分間で6失点もした。
前半のうちに3失点。ハーフタイムの時には頭の中が真っ白だった。試合でこんなに立て続けに失点したことがなかったから完全に動揺していた。
私の強みの一つは、後ろから声を出し続けて仲間を鼓舞すること。
「今の自分の心の内を悟られてしまったら良くない。一番後ろから負のオーラを漂わせたらチームに悪影響しか与えない。自分の強みを最大限に出していこう。あと40分もある。みんなが点を取ってくれるから、絶対守りきろう。」
そう気持ちを入れ替えて後半に臨んだ。
後半が始まってすぐ、セットプレーから失点した。涙が出るかと思った。
いやちょっと出てた。雨が降っていたからみんなにはバレていなかったはず。
失点した後のみんなの落胆する姿。あの時の自分にはすごく刺さった。今でも鮮明に覚えている。この後にア女は2得点したけど、相手も更に2点取ってきた。
気持ちを入れ替えて臨んだ後半だったのに、私はいつものように声を出せなくなってしまった。自分が不甲斐なさすぎて、心が苦しすぎて、どうしても声が出なかった。
そんな時、左腕にあるキャプテンマークを見てハッとした。
「下向くな!」「今のいい流れだったから続けよう!」そう声をかけた。
真っ白な頭の中から出てきたこの言葉は、届いていたのだろうか。
ベンチから声が聞こえた。ゴール裏からスカウティングのために別の試合を撮っていた千夏の声も聞こえた。ピッチからもちらほら声を聞こえるけど、みんなダメージが大きくて。最後の最後まで戦い続けるのが11人の責任。笛が鳴るまで全員で戦い続けた。
試合終了の笛が鳴って並んで挨拶をしたら、涙が溢れた。
我慢していたものが(さっき一瞬出てたけど)溢れて止まらなかった。
「よく頑張った。澪菜だけの責任じゃないから。」
史さんがそう言ってくれた。自分だけの責任ではないというのはもちろんわかっていたけど、チームの最後の要としての責任を強く感じた。嫌でも感じてしまった。こればっかりはどうしようもなかった。
翌日も試合があるというのに、ホテルに戻っても放心状態。完全に意気消沈。
しかしそんな自分の背中を押してくれたのは、当時の4年生だった。自分なんかよりも絶対悔しい思いをしているはずなのに、弱い姿を一切見せず、チームの勝利のために全力を尽くしてくれた。導いてくれた。こんな自分を助けてくれた。
来年こそは絶対に関東予選で優勝すると、心に決めた。
そしてその関東予選がいよいよ明後日から始まる。
1年越しのリベンジがやっと出来る。
正直、ワクワクが止まらない。すごく楽しみにしていたから。
ア女2022シーズンの目標で、皇后杯関東予選優勝は掲げていない。
「皇后杯ベスト8」WEリーグのチームを撃破することが今年のア女の目標の一つ。だからとりあえずこの関東予選では本戦行きの切符さえ取れればいい。
“んなわけあるか。”
目標を達成するための一つの通過点かもしれないけど、ここでしっかり結果を残すことが大事。それじゃなきゃWEリーグ相手に勝てるはずない。負けられない戦いで自分たちが一つになってどんな結果を残せるか。組織的で連動した守備、相手に脅威を感じさせる攻撃で試合に勝負をつけれるか。
この関東予選で自分たちが体現し、掴んだものが、皇后杯ベスト8に必ず繋がる。もちろんこれは、後期の関カレ・関東リーグ、インカレにおいても言えること。
謙虚に、抜かりなく、全員で戦おう。
ピッチに立つ11人、ベンチにいる選手、サポートで帯同してくれる選手、学生スタッフ、社会人スタッフ、東伏見から一緒に戦う選手。自分がどんな立場かなんて関係ない。今の自分にできることを全力でやろう。私たちなら出来る。
あと、楽しもうね。これはいつだって忘れてはいけないことだよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここまで読んだあなた。明日は私の誕生日なので感想と一緒におめでとう的な言葉をください。喜びます。試合も頑張れます。よろしくお願いしますね。
明日の担当は、プレー中誰よりもキャーキャー言いながらも右足で素敵な虹を描いちゃう“こなん”こと2年の木南花菜です。お楽しみに!
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以上てす。
本日もご覧いただきありがとうございました。
明日もお楽しみに!
髙橋