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ア女にいる私『塵を集めて山にする』丸山翔子

本日の担当は、2年生丸山翔子です!

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こんにちは。
本日ア女日記を担当させていただく、2年GKの丸山翔子です。
よろしくお願いします。

GKがチームを救うビックセーブをすると、観客席から「オーッ」というどよめきの声が上がることがある。

“どよめき”という言葉が正しい。

FWの選手がゴールを決めた時の「ワーッ」というキラキラした歓声とは違う。

DFの選手がスライディングでシュートを止めた時の尊敬を込めた歓声ともまた違う。

 

どうして”どよめく”のだろうか。

それはシュートが放たれた瞬間に、それを見ている人のほとんどが「これは入った」と無意識のうちに思いこんでしまっているからだと思う。

そんな中、GKは己の力だけを信じて身を投げ出し、ゴールを死守する。

打った選手は当然入ると思っていた渾身のシュートを止められ、思わず顔をしかめる。

もうだめだと諦めかけていた観客は、予想に反したセーブに思わず声を上げる。

この声はFWやDFに浴びせられる歓声とは違い、「驚き」を含んでいる。それがどよめきとなって私の耳に届くのだろう。

味方、相手、そして観客までもをわずか1秒にも満たないその一瞬の間に、あっと言わせる。

誰もがゴールを信じて疑わないプレーをギリギリのところで上回る。

そんなビックセーブをした時の感覚。

私はこの感覚がたまらなく好きだ。
この感覚はGK以外のポジションでは決して味わえない。

そして、この感覚には中毒性がある。
しばらく経つと体が無意識にこの感覚を欲するのだ。

楽しくて仕方がない時期も、辞めたいほど辛い時期も、目的は変わらず、この至高の一瞬のために毎日練習に行く。

もっとこの感覚をたくさん味わいたいから高みを目指す。

誰とも比べない。

個人的に達成したい大きな目標はまだない。

目標を持つことはもちろん大切だけれど、人に自信を持って言えるくらいのデッカイ目標ができるまでは目の前の一本のシュートにこだわり続ける。

明日の担当はいっぱいコミュニケーション取ってくれていつも助けてくれる3年生の俊足DFりこさんです!
お楽しみに〜

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以上です。
本日もご覧いただきありがとうございます。
明日もお楽しみに!

髙橋