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30周年企画《OG連載》2014年卒 石田みなみ


【石田みなみ(いしだみなみ)2014年卒】
1991年5月14日生まれ。2014年3月スポーツ科学部卒業。6歳の時からサッカーを始め、10歳まで地元の少年団に所属し、そこから12歳まで地元の女子サッカーチームでプレー。中学校高校と常葉学園橘中高等学校女子サッカー部で活動し、2008年にはFIFAU-17女子ワールドカップベスト8の成績を残す。ア女在籍時は関東リーグ優勝4回、関カレ優勝4回、2010年度にはインカレ優勝を経験している。卒業後2014年から2015年までルクレMYFCに所属し、ノジマステラ神奈川相模原に移籍。ノジマステラでは2016年になでしこリーグ2部優勝を果たし、翌年2017年には皇后杯準優勝。2019年からの2年間キャプテンとしてチームをまとめる。今年2021年から日本女子プロサッカーリーグが開幕し、プロサッカー選手としてのキャリアを邁進中。noteなどのSNSの活動にも力を入れ、女子サッカーの社会的価値の向上を目的とし、より多くの方へ女子サッカーの魅力を届ける為、自身の言葉で発信することを大切に取り組んでいる。

今シーズンから始まった日本女子プロサッカーリーグのチームに所属し、プロサッカー選手として活動を続けるみなみさん。ア女での活動が卒業後どう生かされているのか、ア女時代にやってよかったことのお話を教えていただきました。



〈ア女での経験が現在にどう生かされていると感じるか〉
ア女の「学生主体」の考え方は、今もとても生かされていると感じます。どのような組織に所属をしていて、どのような立場にいても主体的に行動することは重要なことだと感じています。学生主体で、コーチや監督は私たち選手の行動を見守りサポートしてくださったおかげで今の考え方が身に付いたのではないかと考えます。もちろん、時代は変化していくので全て学生主体が良いとは思いませんが、それぞれに与えられた役職や役割を自分で考え、チームの勝利の為に何ができるかを行動することの積み重ねがどのような環境においても主体的に行動できるようになる秘訣なのではないかと考えます。それが自然と身につく環境であったのでとても感謝しています。

〈ア女時代にやっていてよかったことや、これだけはしといた方が良いと思うこと〉
ア女時代にやっておいてよかったことは、ア女以外の友人をつくること。ア女の仲間は居心地が良くて、笑いが絶えなくて、最高ですが、同じサッカー畑で育ってきているので、考え方やマインドが似ていると思います。他の学部生や他の部活動をしている友人をつくることは、今後に絶対に生きてきます。学力・競技力共に日本トップクラスの人たちが集まる環境は今後ないです。その人たちの今までの経験や考え方など学ぶべきことが沢山あります。そして、卒業後も仲良く居られるような関係をつくることができれば良いと思います。社会人になってから人脈を広げることは難しいので、学生時代に多くの友人をつくることはしておいて損はないと思います。


ピッチ上では熱くチームを鼓舞し、ピッチ外では女子サッカーの価値向上のために発信を続けているみなみさん。ア女の練習に参加していただいた時には「最後の最後まで手を抜かない姿」「常に100%を出す」そのような姿に感化されました。みなみさんのご活躍を応援すると共に私達も頑張っていきます。

編集:蔵田