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30周年企画《OG連載》2009年卒 北村(梶尾)雅子

こんばんは!
本日のOG連載はこちらの方です!

【北村(梶尾)雅子 [きたむら(かじお) みやこ] 2009年卒】
1987(昭和62)年1月12日生まれ。2009年3月、スポーツ科学部卒業。中学・高校時代はバスケ部に所属。大学でサッカーを始める。ア女在籍時は、1年時(2005年度)にインカレ初優勝を果たし、4年時(2008年度)に関東女子サッカー選手権で優勝、インカレで準優勝を果たした。卒業後は、株式会社Jリーグエンタープライズ(現・株式会社Jリーグ)入社。主な仕事内容は経理。

しかし、念願のサッカー界へ就職するも、思い描いていた仕事は出来ず。生きがいを失いかけていた時、大学時代の主務の経験を聞きつけた地域の社会人サッカーチームより、マネージャーのオファーを受ける。Jリーグを目指すチームのサポートに夢とやりがいを見出す。また、ア女の先輩からの誘いを受け、同じ地域のフットサルチーム(カフリンガBOYS東久留米)に入り、再び日本一を目指す喜びを得る。
さらに、サッカーを通じて障害者と健常者の壁をなくそう、というコンセプトのもと、聴覚障害の友人と「メリメロ」という団体を設立。(5年ほど前の早稲田スポーツフェスタにも参加。)各障害者サッカー(ブラインド、デフ、脳性麻痺、アンプティ等)の方々と健常者が交流し、理解を深め合えるイベントを多数企画。
その後、公私にわたり様々な角度からサッカー/フットサルに携わる毎日を数年間過ごした。
現在は東久留米市在住、3児の母。ママさんフットサルチームに参加したり、息子のサッカー練習に付き合ったり、のんびりとサッカーのある日常を満喫している。

本人曰く、「おそらく、初心者で入部して卒業まで残った最後の人」である北村(梶尾)雅子さん。サッカーと共に歩む北村さんの経歴からは、大学からサッカーを始めたとは思えない程、サッカーへの強い愛情が感じられます。そんな北村さんから、ア女時代にやっていてよかったこと、当時の役職とその思い出、などについてのコメントを頂きました。

〈 ア女時代にやっていてよかったことや、これだけはしといた方が良いと思うこと 〉

私は○○代表になったこともなければ、むしろ体育はあまり得意ではない。これといって専門的な知識があるわけでもなく、海外で活躍したこともない。一般入試で大学に入り、なんの経歴もない本当に平凡な人です。
それでもちょっと自慢できるのは、一歩を踏み出す勇気と、最後までやり遂げる精神力があること。
そして心から自慢できるのは、背中を押してくれる人、支え続けてくれる仲間に恵まれていること。
人にはそれぞれ得手不得手があるけれど、不得意なことを嘆くよりも、どんな小さなことでも、これだけは誇れるというものがあると強いのではないかと思います。
そして自分の不得意は、誰かの得意かもしれない。だからこそ、それぞれが得意を伸ばし、支え合うことで、自分の力もチーム力も高まっていく。
これはア女で感じたことそのものであり、社会に出ても、家庭を築く中でも感じていることです。
しかし当時の私は、不得意なことを嘆き、自分はダメ人間だと思っていました。笑
もっと自分のことも信じてあげていれば、もっと自分自身も結果を出せたし、チームにも還元できたのではないかと思います。
現役生のみなさま、誰かと比較して悲観することなく、自信をもって、自分を大切にしてあげてください。

〈 当時の役職とその思い出 〉

誰かのために頑張れるという幸せ、そしてその誰かがいるという幸せ。3年生で主務になってからは特に、その幸せが原動力だったように思います。
睡眠時間も削らざるを得ないほど大変で、悩みは尽きない毎日でしたが、未熟な私を支えてくれる先輩、いっぱいいっぱいの私を励ましてくれる同期、そんな私についてきてくれる後輩。本当に感謝でいっぱいでした。
私のア女生活を一言で言うと、思いやりと感謝がたくさんつまったア女時代だったなと思います。(二言ですが。笑)
仕事や家庭などなど何かに行き詰った時、ふとア女時代のことを振り返ると、「私の底力はまだまだこんなものじゃないはず」と奮い立ちます。そしてそんな時はやっぱり、思いやりと感謝が足りていなかったりします。
「思いやり」と「感謝」、これが人生を満たすキーワードだと思っています。

〈 現役生へのメッセージ 〉

お題が「ア女」と「現在のお仕事」なのにあんまり仕事の話がなくて恐縮ですが、私は「仕事」は人生の一部だと思っています。
上述した通り、とにかくア女での経験が、仕事はもちろん、人生そのものの礎になっています。
現役生のみなさまにおかれましては、かけがえのないア女生活をより有意義にされること、そして今後の更なる飛躍をお祈り申し上げます。
ア女を築いてきた先輩方、そして脈々と受け継いでくれている後輩たちに感謝を込めて。

今回、30周年企画〜OG連載〜として、北村(梶尾)雅子さんにご協力頂きました。
「ア女での経験が、仕事はもちろん、人生そのものの礎」。北村さんからのこの言葉を胸に、ア女の一員として過ごすことの出来る限られた貴重な時間を自分にとって有意義なものにしたいと思いました。
ア女のOGである北村(梶尾)雅子さんのご活躍を部員一同、心より応援しています。

次回のOG連載もお楽しみに!

編集:生谷