こんばんは!
本日のOG連載はこちらの方です!
【立川真美(たちかわまみ)2012年卒】
1991(平成3)年3月6日生まれ。2012年3月、スポーツ科学部卒業。9歳から小学校チームでサッカーを始め、中学校高校では地元のクラブチームでプレー。ア女には学生トレーナーとして入部。ア女在籍時には、関カレ・関東リーグ・インカレ優勝に貢献した。
卒業後2013年から理学療法士の資格をとるため専門学校へ通いながら、横浜市スポーツ医科学センターで理学療法助手として勤務。その間、メディカル面のアドバイザーとしてア女にも携わる。2017年から前施設にて理学療法士として勤務。
2021年から田中整形外科で勤務。高校・大学男子サッカー部や女子サッカークラブチームでトレーナーとして活動中。2020東京オリンピック競技大会で競技会場メディカルスタッフとして活動。
ア女の学生トレーナーとして数多くの勝利に貢献してきた立川さん。卒業後は理学療法士として、ア女をはじめ、様々な方面でご活躍されている立川さんから、今の仕事を選んだ理由や、ア女での経験など、貴重なお話を語ってくださいました。
〈今の仕事を選んだ理由〉
私がア女に入部したとき学生トレーナーはいなくて、院生の方やOGの先輩がお手伝いしてくださっていた状況でしたが、1年生のときから学生トレーナーとして活動させて頂きました。ア女は私が入学した時から強いチームで全国からレベルの高い選手が集まっていましたが、それでもどうしても怪我をしてしまう選手や入学時にすでに怪我をしている選手がいるという現状を目の当たりにしました。ちょうど在学中、W杯でのなでしこの優勝をみたことで、女子サッカー界の競技力を向上させていく上では大学という年代で予防に取り組む以前にその下の育成年代の段階でアプローチしていくことが必要だなと思ったことと、女子サッカーという競技でこの現状であることを考えると他のマイナースポーツにも目を向けていくことも求められていくだろうと思い、女子サッカーだけでなくとも、メディカル面でのサポートを特に育成年代でしたいなと思ったことが動機になって理学療法士としてはたらくことを決めました。私が今理学療法士として働いていることには間違いなくア女にいたことが影響していると思います。
〈ア女で得たものや、ア女での経験が現在にどのように生かされているか〉
まずトレーナーとしては、現場経験を積むことができて、且つ学生の段階からチーム作りを裏方目線で知ることができるので、もし将来的にトレーナーをしたいということであれば自分の理想のトレーナー像のビジョンが持ちやすいかと思います。選手もスタッフも合わせてチームとして戦わなければ勝ち続けることはできないので、その中で自分がどういったアプローチでどのような役割を果たしたらいいか、深く考えることが必要で、それが自分のビジョンにも繋がると思います。
また、在学時にたくさんの先輩・後輩と知り合って数知れずやりとりをしたこと自体が自分の中の引き出しに直結していると感じます。もちろん誰一人同じ人はいないのですが、誰かのときにこうしてうまくいった・これを変えて失敗した、といった経験は人との繋がりを培っていく上でも選手の治療をしていく上でも非常に役に立ちました。特に人と接することに関しては、学生同士という選手と近い距離間でいることによって学生生活を含めて立場を考えながら立ち回ることが多かったので、自分がトレーナーとしてどういう風に接したらいいか教育面での意識もつき、良い意味で俯瞰でみることができる場面も多く、一人一人を様々な角度からみてケアすることができたと思います。社会に出て仕事をするようになり周りをみて想像力を使いながら働くことがとても大事だと感じていて、そういった面でもア女での経験が生かされているのではないかと思います。
〈ア女現役生の皆さんへ〉
ア女にいられるのは4年間と限られています。皆さん自分に「できないこと」は当たり前に思い浮かぶと思いますが、チームで戦う上でそれは必ずしもマイナスではありません。誰にだって自分にも「できること」も同じようにあるはずですし、同じ目標を持つ仲間がいるならお互いが補い合って進んでいけば必ず強いチームになれると思います。そのためにはチームに必要なこと、自分にできることを考え、それを言葉にして周りの人に伝えて実行していくことが大事だと思います。地道ですが、いろんな立場の人が全員で努力を積み重ねていけば必ず達成することができます。ぜひ選手、スタッフ一丸となってこれからも頑張って下さい。OGとして応援しています。
今回は、30周年企画~OG連載~として立川真美さんにご協力を頂きました。
ア女の学生トレーナーとしての経験を存分に生かし、現在は理学療法士として第一線で活躍する立川さんに、有難いお言葉を頂きました。
ア女のOGである立川真美さんのさらなるご活躍を、部員一同心より応援しています。
次回のÒG連載もお楽しみに!
編集:津田
関