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「他人の人生に影響を与えてこそ人生には意味がある」4年・小島亨介

 

🌟小島亨介(コジマ リョウスケ)
⚽️名古屋グランパスU15 → 名古屋グランパスU18

 


 

 

 

これは、元メジャーリーガーのジャッキー・ロビンソンの言葉である。

大学3年の時、「名言集」をキーワードにYouTubeで動画を見ているとロビンソンの言葉が携帯の画面上に映し出された。私は、その言葉を読んだ瞬間、深く考えさせられた。これが、ロビンソンの言葉との出会いである。

 

私は、この言葉を読んだ時、すぐに自問自答した。「自分は他人の人生に影響を与えられているのか」「人生に意味を持つことができているのか」と。

その答えは..….NO

理由は、小学1年生から今までサッカーを続けてきて、このようなことを全くといっていいほど意識したことがないからだ。
私はこの言葉との出会いで、このような人間を目指したいと思った。

 

「他人の人生に影響を与えられる人間になる」

しかし、どのような取り組みで他人の人生に影響を与えることができるのかと考えたが、なかなか出てこない。そこで考え方を変え、逆に私の人生に影響を与えている人間を探した。すると、私の身近にこの言葉を体現していて誰もが尊敬できる方がいた。

 

その方の名前は、内田謙一郎さん。現在、早稲田大学ア式蹴球部のGKコーチで、私も普段からお世話になっている。内田さんは、GKコーチ以外にもサラリーマンとしての仕事をしているため、ア式蹴球部への参加は1週間に2、3回程度となっている。また、内田さんは単身赴任で、仙台にいる家族と会える週末の時間を割いて、週末は私たちの成長を促してくれる。特に、週1回行われるGKの朝練習は6時30分から始まるため、内田さんの住んでいるところからすると、ほぼ始発の時間の電車で東伏見まで来ることになる。そして、朝練習が8時頃に終わると、急いでシャワーを浴び、スーツに着替えて、ダッシュで駅まで行き、会社へ向かう。私はこの偉大な姿を何度も目にしてきた。自分の時間を犠牲にして、人の為に労力を費やす。そして、他人の人生を変えるまたは影響を与える取り組み。

この姿こそ、他人の人生に影響を与えられる人間なのだと思った。内田さんの取り組みは私の成長に繋がり、人生に影響を与えてくれた。感謝しかありません。

 

今後は偉大な先人(内田さん)を見習って、自分の時間を犠牲にしてまでも、人の為に労力を費やし、「他人の人生に影響を与えられる人間になる」ことを目指していきたい。そして、その成果が出たときには、「自分の人生に意味を持つ」ことになるだろう。