「日本一」
これが今描いている自分の夢である。
自分には最高の同期がいる。
自分が苦しんでいる時に手を差し伸べてくれた。
厳しいことを突きつけ成長を促してくれた。
共に壁を乗り越え、切磋琢磨してきた。
自慢の同期だ。
副務として初めて運営に携わった早慶定期戦、慶応に勝利した時、同期はピッチを後にして真っ先に自分のところにきてくれた。
「お前のおかげだ」
「今までありがとう」
自然と涙が流れた。
こいつらのために頑張ってきてよかったと本気で思えた。
2016年シーズンが終わり、2017年シーズンが始まった。
自分たちが最上級生になった。
この同期と本気でサッカーができるのも後一年。
今年は関東リーグ2部という厳しい状況で戦わなければならない。
それでも自分はこの最高の同期と「日本一」になりたい。
全国の舞台で日本中の大学に今年の早稲田は例年と違うと知らしめたい。
来年からは自分は主務になる。
チームの運営の面でトップに立つ。
まだまだそれを背負うだけの能力、器は自分にはない。
しかし、「日本一」になるためにピッチ内はもちろんピッチ外の仕事の面も基準を高めないといけない。
確かに、現在の早稲田ではまだまだ「日本一」にはほど遠い。
周りからは無理と思われるかもしれない。笑われるかもしれない。
だからどうした。
自分は諦められない。
この最高の同期と何が何でも「日本一」を獲りにいく。
自分が1人のサッカー選手として、伝統ある組織の主務として、これだけは譲れない。
最後に、今まで自分を育ててくれた家族へ
サッカーを始めて16年が経ちました。
自分がこんなにも恵まれた環境でサッカーができるのも全て家族のおかげだと思ってます。小さい頃から自分のサッカーを見守ってくれてありがとう。
最近はなかなかサッカーしている姿を見せれてなくて申し訳なく思っています。
このまま卒業すれば自分はあと一年でサッカーをやめることになります。
ラスト一年くらい公式戦の舞台で試合に出ている姿を見せられるよう頑張ります。
また、自分のプレーで一喜一憂させられるように頑張ります。
わがままを言うようですが見守っていて下さい。