まず、私は自分自身の本音を普段の生活の中で、みなさんの前で、包み隠さず発信したことがほとんどありません。
こういったア式日記という機会でしか、二部降格という結果に終わってからでしか、自分の本音を語れないことを大変申し訳なく思います。
しかし今回せっかくこういった機会を頂いたので、今シーズンを終えて私自身が感じたことを率直に綴ろうと思います。
私は周りに対してものすごく気を遣います。自分で言うのもおかしいですが、そのほうが正直楽だからです。
自分が率先して動いた行動で、周りがどう思っているのかを気にするより、誰かの行動についていくほうが楽だからです。
ピッチ内外で何か違和感を感じたことがあったとしても、他人との衝突を嫌う私は、自分の本音を心の奥にしまい込み、見て見ぬふりをします。
周りから見られる外面ばかり気にすることで、私とあまり深く関わらない人は、私のことをとても良い人だと言ってくれます。
しかし私と深く関われば関わるほど、私という人間の本性に気づき、腹黒い、性格が悪い、そういった自分の弱さを見抜かれます。
サッカーは嘘をつかないと思います。
今シーズン多くの試合に出場することができましたが、ピッチの外で見抜かれている私自身の弱さは、ピッチの中で、みなさんの見ている前で露呈しました。
監督から、一緒に戦っている仲間から、応援してくれている仲間から、多くの人からの視線を気にしてミスを恐れ、勇気ある決断ができませんでした。
そんな私が、試合に出場することができた中でも、誰か怪我人が出て空いたポジションの穴埋めでしかなく、監督や仲間の信頼を本当の意味で勝ち取って出られた試合が一度もなかったことは、ある意味当然の結果でした。
一部残留がかかった試合の前の1週間、部員全員が恥を捨て、ものすごいエネルギーで練習をする中で、私はそれでもまだ自分の殻を破ることができませんでした。
最終節でメンバーに入ることすらできなかったこと、これも当然の結果でした。
21年間という短い人生の中で、こういった自分の弱さを、何度も何度も何度も何度も何度も何度も、数えきれないほど変えないといけないと思ってきました。
一部昇格、日本一を目指す上で、これから社会に出ていく上で、変わらないといけない最後のチャンスは今だと思います。
だから私はこのア式日記に書くことで、多くの人に、この日記を読んでくれているであろう最大の支援者である両親に、見届けて貰おうと思いました。
私自身が来シーズンどう変わっているのか、そして私自身の成長が、最後にどういう結果に繋がっているのかを。
最後に、普段私と仲良くしてくれているみなさん。私は気を遣うことの全てが悪いことだとは思っていません。自分が良いと思っていることはこれからも続けていくつもりです。この日記を読むことで、私と距離を置こうとするのはやめてください。どうか今まで通り接してください。
長々しく綴ってしまい、申し訳ありませんでした。来シーズンに向けての戦いはもう始まっています。今の一瞬一瞬を大切に日々過ごしていきたいと思います。これからもア式蹴球部の応援をよろしくお願い致します。
それでは失礼します。