私は中学、高校時代、学業とサッカーをどちらも両立するそんな人間でした。
県内でも優秀な高校に入り、その中で良い成績を取り、指定校推薦で早稲田大学に入ることが出来ました。
サッカー部では、中学、高校、共に主将を務めるような存在でした。全国大会にも出場しました。
ある程度の努力をして、ある程度の結果を残してきた自負がありました。
早稲田大学に入っても何とかやっていけるだろうと、高を括っていました。
しかし、大学に入って文武両道するのは簡単なことではありませんでした。
ある程度の努力では良い成績を取ることも、試合に出ることも出来ませんでした。
授業が忙しくて週4回しか練習に出られないから。ほぼ毎日課題があって、夜寝れないから。
テストで合宿に参加出来ないから。
頭の中で無意識に言い訳を探していました。
私はア式蹴球部に入っている自分、早稲田の理工学部に入ってる自分にどこか満足をしていました。
私は弱い人間です。
苦しくときに何も出来ません。
このア式蹴球部で、思い知らされました。
今年、チームは2部に降格しました。
降格争いをしている時、もちろん私はチームのために何もすることが出来ませんでした。
降格が決まっても、チームに対して何もしていない私は、悔しさも感じることが出来ませんでした。
こんな私ですが、
一部昇格を果たしたい。皆と喜び合いたい。
そう強く思っています。
私にはまだ幸いにも1年残されています。
私が変わらなければ、昇格してもそれは最高の瞬間にはなりません。
皆が変わらなければ、皆で喜び合うことは出来ません。
私がいたから昇格できた。そう胸を張って言えるよう、残された日々を邁進していきます。