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4年生の想い 〜後藤雅明〜

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11月5日の桐蔭横浜戦の敗戦を受けて二部降格が決定しました。
 
偉大な先輩方が築き、積み重ね続けてきたア式蹴球部の歴史と伝統に泥を塗ってしまいました。大変申し訳ありません。
また、ア式蹴球部は数多くの人々の支えがあり成り立っています。
自分達を支え、最後まで期待し応援し続けてくれた方達にも申し訳ない気持ちであります。
 
この結果は四年生としての自分自身の力の無さにあります。
試合でチームを勝利に導けなかった。強いリーダーシップと厳しさが足りなかった。
他にも色々ありますが、正直この1年間やり切れませんでした。本当に後悔ばかりです。
二部降格という現実は自分自身の責任であり、一生涯背負い続けていかなければならないと感じています。

 

「人生一度きり」
 
自分が好きな言葉である。
ア式蹴球部にいたからこの言葉と出会い、好きになりました。
 
どんな人にでも人は皆平等に時間が与えられます。
だが人は皆いつかどこかで死をむかえます。
時間には限りがあり、終わりがあるのです。
そして人の人生は一度しかありません。
だからこそどんな時も1日を大切にし、1分1秒を大切にし、一瞬一瞬を大切にしなければならないのです。
 
ア式蹴球部は素晴らしいクラブです。
先輩方をみても、サッカー界だけでなく様々な業界において、日本社会を引っ張り、ご活躍されています。
しかしこれは当たり前のことではないと思います。
先輩方はア式蹴球部での4年間で、本当の意味での変化を自分自身にもたらし、素晴らしい人間性を兼ね備えたからこそ、社会でご活躍されているのだと思います。
 
そこで後輩達にはこのことについて本気で考えてほしい。
自分が何年後か分からないがこの先、偉大な先輩達のように日本社会を引っ張っていけるのか。
本気で自分自身にベクトルを向けられているか。
自分で変わらなければこの組織にいてもいるだけで終わってしまう。
 
こんな事を言っているが、今自分自身は後悔しかない。
だからこそ本気で向き合ってほしい。
 
人間性を大事にするア式蹴球部において、自分自身は未熟過ぎたし甘すぎました。
自分はどこかこの1年、人生一度きりという言葉が言葉だけになっていたのかもしれません。
 
一瞬一瞬大切に出来なかった。
自分と向き合うことも。チームが勝つ為にする行動も。
 
しかしもう過去だけ見ていても意味がありません。すでに一部昇格への道はスタートしているのです。
四年生として残された時間は僅かですが、後輩達に少しでも何かを残していかなければなりません。
本当の意味での人生一度きりを体現し、最後までこのチームのために出来ることをやっていきたいと思います。

 

最後に、
今の自分があるのはア式蹴球部での4年間があったからです。
最後までチームに迷惑かけた自分を変化させ、成長させてくれました。
監督をはじめコーチやスタッフの方々。
様々な面で支えてくださったOBの方々。
自分達の成長の為に講演会などを開いてくださったOBの方々。
この4年間で関わった素晴らしい先輩や後輩。
そして同期。
 
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。