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4年生の想い 〜下島健〜

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監督、コーチ、先輩、同期、後輩、そして両親。
本当に多くの人の支えがあって、今の私があります。

 
2年前に父が他界しました。サッカーの話なんかほとんどしなかった父の荷物を整理すると、
Bチームだった私の数少ない出場した試合の記録をまとめたファイルが出てきました。
そのとき、こんなにも私のことを応援してくれていたのかと気づかされました。
また、「父も母も健がア式でサッカーしていることを誇りに思う」と母からの電話があったと古賀監督から聞いたとき、自分は自分の思っている以上に本当に大きな支援、応援、期待を背負っているのだと感じました。
 
サッカーができているのは当たり前じゃない
もっと本気でサッカーやらなければ
それが今できる恩返しだ
 
そう思ってサッカーに取り組んできました。
 
「お前の存在意義はなんなの?」

私が怪我でプレーできず、チームに何も貢献できていないときに言われた言葉です。
どうしたらいいのか、何ができるのか、チームの勝利に貢献するとはどういうことなのか、本気とは何なのか、考えさせられました。
 
この言葉がなければ今の私はないと思います。
このとき本気で感情を表に出して伝えてもらったからこそ、悩み、考え、そして成長できたと感じています。

 

では、私はいままで仲間に対してどれだけ本気で伝えることができたのだろうか。
「相手にこう思われるのではないか」「周りからこう思われるのではないか」
そんな小さなことに縛られ、躊躇してしまったことがいくつあっただろうか。
そんなもったいない時間はもういらない。
 
本気で伝えれば、仲間に必ず思いは伝わる。
なぜならみんな本気だから。
本気の感情と感情のぶつかり合いがチームを大きくする。
それが必ず勝利につながる。

 

2部降格が決まった。
もっとできることがあったのではないか。
そんなことを悔やんでいる時間もない。
もう1部昇格への闘いは始まっている。
残された時間の中でチームのためになにが残せるのか。何を伝えていかなくてはならないのか。
このままでは終われない。
どう思われたっていい、躊躇せず、最後まで足掻き続ける。