早稲田大学ア式蹴球部の関東リーグ2部降格が決まりました。
自分のような実績のない選手が、早稲田の素晴らしい先輩方が創り、継承してきた伝統・歴史に泥を塗らない。
それが僕がやりたいことを大学でも続けるための責任。そう思い１年生の入部した時から過ごしてきました。
僕は、自分の限界に挑戦したいと思い、このア式蹴球部に来ました。
中学・高校とサッカーを全力でやりたくてもやりきれない環境で過ごしてきました。
どれだけ自分が頑張りたくてもそれをできる環境にいなければなかなか本気にはなれません。
ア式には毎日全力でサッカーをできる環境があります。
１年生の時から４年間というカウントダウンが自分の中で始まっていました。
自分は公式戦に出るという目標に向かって、常に考え、常に全力でプレーし、限界に挑戦してきました。
僕は合計20分ほど公式戦に出ることができました。
この４年間という限られた時間の中で多くの部員が経験できない舞台に立てました。
自分に声をかけて下さった先輩方やコーチの方、同期や後輩たちがいたからこその時間であり、経験です。
このチームでは、今までの自分を変えようと取り組むことができ、そして、それをいつも評価してくれる仲間がいて、そのような環境にいられます。これは本当に幸せなことだと思います。
しかし、自分が一番に背負わなければいけなかったものをおろそかにしていました。
自分の責任と向き合いきれなかったことが何より悔しいです。
そして、これまでの早稲田を創り上げてきた先輩方に大変申し訳ないです。
来季一部昇格のために今できることをまずやっていきます。
最後に、僕は早稲田の受験やセレクションを受けるときに、背中を押してくれた両親のおかげで、４年間素晴らしい環境でサッカーに打ち込むことができ、素晴らしい先輩方、尊敬できる同期・後輩たち、OBの方だけでなく東北の方、障がい者サッカーに関わる方など本当に多くの方と出会い、高校生の時に思い描いていた自分とはまるでかけ離れた時間を過ごすことができました。
両親には本当に感謝しています。
ありがとうございます。
このチームで残された時間でできること、精一杯やります。