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皇后杯JFA第42回全日本女子サッカー選手権大会 一回戦 試合結果(vs岡山湯郷Belle)

  1. 皇后杯JFA第42回全日本女子サッカー選手権大会 一回戦

11/28vs岡山湯郷Belle
10:30kick off @真岡市総合運動公園陸上競技場

早稲田 5 (2-0,3-0) 0 岡山湯郷Belle

【メンバー】
-前半-
鈴木、船木、後藤、堀内、夏目、加藤、村上、阪本、三谷、高橋、廣澤
–後半-
鈴木、船木、後藤、堀内(→井上)、夏目、加藤(→並木)、村上(→笠原)、阪本、三谷(→松本)、廣澤、高橋

【得点】
9分 髙橋雛
16分 阪本未周
50分 村上真帆
67分 松本茉奈加
69分 廣澤真穂

以下、戦評です。

皇后杯JFA第42回全日本女子サッカー選手権大会が栃木県の真岡市総合運動公園陸上競技場で行われた。対する相手は、岡山湯郷Belle。負けたら終わりのトーナメント形式となる本大会は、なでしこリーグのチームと対戦することができる良い機会である。コロナ禍の中で、有観客で試合を行える喜びと感謝を胸に、まずは初戦を勝ち切ることに拘り試合に臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。FWを起点とするシンプルな攻撃でア女の裏を狙う相手に対し、落ち着いてボールを動かし、相手を探りながらビルドアップを試みるア女。8分、4船木のアーリークロスを9廣澤がスルーし、そこに走り込んだ7髙橋が自ら持ち込み放ったシュートが先制点に繋がる。その後、相手は更に前に厚みをかけてア女ゴールに迫る。しかし、DFラインを中心とした強い球際とボランチのプレスバックなどで、攻撃の芽を摘む。15分には、9廣澤がドリブルで運び、最後は5阪本がゴール前正面でパスを受け、放ったシュートがネットに吸い込まれる。早い時間に2-0としア女がリードするが、押し込まれる展開が続く。22分、コーナーキックを与えてしまうが、しっかりと跳ね返す。29分、7髙橋が良い位置でボールを受け、9廣澤にスルーパス。シュートを放つが惜しくもキーパーに弾かれる。その後も、27三谷の積極的な仕掛けや、14加藤、10村上のミドルシュートなどで、相手ゴールに迫るも得点には至らない。2-0で前半は終了。

HTには、切り替えやルーズボールに対しての予測と準備を早くすることを共有する。また、追加点を取りにいくために、各ポジション毎でコミュニケーションを取り、狙いを定めていく。

後半は相手ボールでキックオフ。後半開始早々、27三谷の仕掛けで後半の良い入りに成功。すると50分、7髙橋と10村上の良いコンビネーションから、最後は10村上が華麗なタッチで相手の守備をくぐり抜けサイドネットにシュートを放ち、得点。3-0とする。52分、27三谷→11松本の交代を行う。ア女がボールを握る時間が増える中、ボールを失い相手の猛攻を受けそうになるも、素早い切り替えと球際で相手の自由を奪う。67分、10村上からボールを受けた11松本がスピードに乗り放ったシュートは、ゴール右隅のネットを揺らす。立て続けに69分にも、7髙橋がルーズボールを納め、運んだボールが9廣澤に渡る。相手と駆け引きし、放ったシュートは左隅ネットを揺らし5-0とする。72分、29堀内→19井上、14加藤→6並木の交代を行う。75分には、相手のパスカットから、そのまま放たれたシュートはクロスバーに助けられる。77分、10村上→26笠原の交代を行う。79分には、相手に攻め込まれシュートを打たれるが、4船木の身体を張った守備でピンチを凌ぐ。その後、ア女の最後の猛攻が続く。7髙橋、11松本、4船木などの良い位置での果敢なシュートは、惜しくも相手キーパーに阻まれる。88分には、26笠原がファーストタッチで相手を抜き去り、9廣澤に見事なスルーパスを送るも、得点には至らない。5-0のまま試合終了。

大差の勝利とはなったが、決して楽観視はできない内容である。良い守備からの攻撃でチャンスを多く作れたことは良かったが、それ以上に決めきることやパスの精度など、修正すべき点は多々ある。ア女が目指す、なでしこ撃破の実現のためにはもう一段階ギアを上げ、サプライズを起こせるようなチームに仕上げなければならない。来週のASハリマアルビオン戦に向けて、新たな課題と向き合っていきたい。

戦評担当:髙橋

【次戦情報】

皇后杯JFA第42回全日本女子サッカー選手権大会

2回戦vsASハリマアルビオン
日時:2020年12月5日 11:00kick off
場所:三木総合防災公園陸上競技場

Twitter 速報有り

それでは失礼します。
吉野