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「フットボールに夢を見て」3年・宮田拓実

 

🌟宮田拓実(ミヤタ タクミ)
⚽️京都葵FC → 洛北高等学校

 


 

 

 

部員ブログになにを書こう

 

何かいい文章、うまい文章を書こうと考えていた私は全く思いつきませんでした。

それは自分の言葉ではなかったからだと感じます。

だから今の率直な気持ちを

to 読んでくれる人 for いい文章だったと賞賛される

ではなく

to 自分、家族、読んでくれる人 for これからの人生

で書きたいと思います。

 

で…
話はとびますが、最近行われたM-1を見ましたか?今の気持ちなので何を書いてもいいですよね?

すごくおもしろかった。
と同時に私は「この人たちやばい」と思いました。

漫才の日本一になりたい

そのために人生を懸けている
そんな想いが伝わりました。

負けて去っていく敗者からはこれだけこの日に懸けて、人生を懸けてもまだ届かないのか

そんな想いが私には伝わりました。

ただ純粋にこの日のために人生を懸けるこの人達は「やばい」と思いました。
日本一になりたい動機は人それぞれなのでわかりません。でもそこにアツイものがあるのは確かでした。

私はそんな姿に胸を打たれました。
彼らの漫才に懸ける姿勢や想いに心を揺さぶられました。

 

もちろんお笑いの話では終わりませんのでご安心を。本題に入ります。

 

で、私自身はどうだろう?

 

私は人々の心を揺さぶることができるような人間なのでしょうか。サッカーを通じて何を表現できているのでしょうか。

 

 

私は7歳の頃サッカーを始めました。
そしてボールを蹴り始めた瞬間から今まで変わらずサッカーが大好きです。

しかし何度もやめようと思いました。
高校では特に。

 

正直、同じ高校に通うライバル達より誰よりも努力した自負があります。もちろん現実はそう単純ではなく、努力さえすれば結果に結びつくなんてことはありません。そんな毎日がつらくて悔しくて、見返したいと意気込んでも見返せない現状があって、いっそのこと逃げ出してしまいたいと思っていました。練習に行きたくない日が続きました。悔しい毎日に慣れ、言い訳ばかりして素直に悔しがれないようになりました。

ここには書ききれませんがサッカーをしてきた事で多くの挫折を味わいました。

 

そんな事があってもサッカーは私を離してはくれませんでした。そして今もサッカーを続けています。大学進学時には、もっとレベルが上がってまた悔しい思いをするに決まってるやめといた方がいいと考えた自分もいました。なんでやめないんだろう。何が私を引き止めるのかと考えましたがその時はただなんとなくの理由しかでませんでした。

 

でもサッカー人生も残すところあと1年になり私はようやく気付くことができました。

 

涙が出るほど悔しいと思える。
涙が出るほどアツくなれる。
何より楽しくて仕方ない。

 

こんな素敵なスポーツやめれるはずがない。サッカーが大好きで大好きでたまらない。私をアツくさせるのはこれしかない。

言い訳をして現実に目を背けていた自分には気づけなかったこと。

私が本気でサッカーに向き合えば自ずとサッカーは多くを与えてくれる。

今、私自身は日本一のチームの一員としてピッチに立つ権利がないかもしれない。人の心を揺さぶれるような人間ではないかもしれない。

でも結局は自分次第で未来はどうにでも変えられる。

私はサッカーに「やばい」と思われるほど本気で向き合い続ける。自分ならもっとやれると言い聞かせ続ける。そして最高の同期とピッチの上で日本一を喜び合う。

 

大学4年生という時間はきっと人生において本気になる価値のある1年。
もがいて苦しんでうまくいかなくて何度も折れそうになったサッカー人生、このままで終われるわけないだろ。

この夢を叶えるのは誰でもない自分。

 

オレはやる。

 

そして最後になりますが、支えてくれた全ての人にピッチの上で感謝を伝えます。特に家族には。

1番近くでいつも支えてくれる両親。
背中を追い続けた憧れの兄。
手紙や電話をくれる祖母。
いつもサッカーを見にきてくれた祖父。
そして私という人間を作ってくれた全ての人たち。

 

いつもありがとう。見ていてください。