🌟平岡拓己(ヒラオカ タクミ)
⚽️SORRISO熊本 → 熊本県立大津高等学校
3歳から始めたサッカー人生も残り1ヶ月となった。これまでのサッカー人生を顧みると、多くの人に暖かく支えられてきたものであったものと感じる。
大学サッカーも、同期、先輩方、後輩に支えられ助けられた4年間であった。
そのエピソードとして一番目に練習生の時期のことが思い浮かぶ。
高校を卒業し、ア式蹴球部の練習生となった。この時は未来に対してとてもワクワクしていた。しかし、練習に参加した時感じたのは、スピード感やフィジカル面、技術の高さといった大学サッカーへの衝撃とそれに対して何も出来ずにいる自分に対する失望であった。
失望で未来が見えなくなり、何度もサッカーをやめようとも考えたのだが、期待して送り出してくれた人たちさえも失望させてしまうのではないかということも考えてしまい思い悩んだ。
あまりにも練習に参加したくなく練習前に、寮やグランドのトイレで脳震盪や出血を起こすように壁に頭を打ち付けることもあった。(今考えると頭がおかしいが笑)
そんな毎日を過ごしている中で同じ時期に練習生となった同期たちが続々と入部を言い渡されていった。
「残り2週間で入部が決まらなかったら部をやめてもらう。」当時の新人監督の4年生からそう告げられ、「もう無理だ」と感じた私は入部を諦めようとした。
「もうちょっと頑張れるよ」
そんな時に同期からかけられた言葉である。何気ない言葉かもしれないが、自分のことしか考えていなかった私にはとても響いた。こんなにも私の事を思い話してくれる同期がいるのだと感じ、奮起することができた。
このエピソードの他にも、みんなの時には優しく、時には厳しい言葉によってここまでサッカーを続けることができた。これまで何か結果を残すということはできなかったが、とても充実した大学サッカーであったと感じる。
「ありがとう」
みんなに対してはこの言葉だけでは表せないほどの感謝がある。
残り約一ヶ月、関東リーグ1試合とインカレを残すのみとなった。
12月22日、最後に優勝してみんなで笑って終われるように、チームに1つでも何か残せるように1日1日精進し、前に進んでいきたい。