こんばんは。広報の森岡です。
いよいよ明日、関東リーグの後期開幕戦を迎えます。
この夏全部員がさらなる成長を遂げるべく日々努力を重ねてきました。
今日はそんな中でも世界、プロという舞台で経験を積み、後期でのさらなる活躍が期待される2人、近藤貴司と松澤香輝にスポットを当てた特別企画、同期対談をお送りします。
■プロフィール
近藤 貴司(こんどう たかし)
2年/MF 三菱養和SC出身
全日本大学選抜のメンバーに選出され、流通経済大学にて行われた強化合宿、スペインにて開催された「U-20アルクディア国際ユース大会」に参加。
大会の結果は1勝2敗でグループリーグ敗退。(自身は第2戦のアルゼンチン戦に先発出場)
松澤 香輝(まつざわ こうき)
2年/GK 流通経済大学付属柏高校出身
2012年JFA・Jリーグ特別指定選手として、ジェフユナイテッド市原・千葉に加入
―プロへの練習参加、日本代表としての世界との対戦、それぞれ振り返っての感想や普段との違いを感じた部分は?
松澤 やはり「大学生のレベルではプロの世界では通用しないな」ということですね。特にキーパーっていうのはフィールドと違って特殊なポジションということもあって他のキーパーとの違いを感じました。
プロのシュートだったり、そういうプレースピードにもついていけない部分があって。キーパーコーチも見ているところが違って、悪いところを見抜いてくるというか。「プロの世界ではごまかしがきかない」っていうのを強く感じました。
近藤 例えば?
松澤 例えば大学は長所があれば短所を隠してプレーできるけどプロは短所が見える。しかもその長所がプロの世界では長所じゃなくて普通のレベルになるから短所が目立ちやすくなるんだよね。それで短所がすぐ見えるというか、すぐばれる。それでそこを突かれる。「大学レベルは大学レベルであってプロの世界では全く通用しない」「プロの世界は厳しい」っていうのを、キーパーは特にそこを強く感じました。
近藤 強化合宿では早稲田の練習とまた違って頭を使うトレーニングが多かったのでその部分で慣れるのに時間はかかりました。でも練習は本当に楽しかったですし一日一日充実した日々を送れました。それで実際スペインに行って、自分はサブだったんですけどその大会で優勝したアルゼンチンの試合には出れて、そこで感じたのはプレッシャーがすごくはやいっていうことです。試合の中で考えるスピードが遅いと簡単にボールを取られてしまうので、判断のスピードだったりとか常に周りの状況を見ておかないといけないなって。普段東伏見でやってたり関東リーグでやってるようなプレーは全然通用しなかったです。スピードだったりドリブルだったりの部分ではある程度やれるかなっていうところはあったんですけど、プレースピードだったりプレッシャーがある中での技術っていうのはまだまだで、そういう部分が自分には足りてないなって思いました。
―同じ学年で活躍している2人。お互いの印象は?
松澤 「早稲田のサッカーを体現できる男」じゃないですか、一番。
近藤 マツは早稲田の中でも一番サッカーにストイックですし、練習以外でも常にサッカーのことを考えて生活してると思います。そういった努力が今回の強化指定につながったんだと思いますし。前もうまかったんですけど2年目になってさらにレベルアップしてますよね。
松澤 嬉しいですね、貴司に言われると。貴司は中学の時からずっとすごくて、ずっとその印象があるんですよね。だから印象ってなると難しいんですど、逆に印象と違ったなっていうところで言うと、貴司ってめちゃめちゃ速くて、それで速さだけで勝負してると思ってたのが技術もすごいなって。早稲田の中でも技術はずばぬけてるんじゃないですかね。スピードが目立ちがちなんですけど、ポゼッションとかやってても一番ミス少ないし一番うまいと思います。判断のスピードがはやい。
近藤 でもそれじゃ通用しないよ。通用しなかった、世界じゃ。
―2年生の2人の視点からみたア式っていうのはどういうチーム?
松澤 全体的に仲がいいっていうかまとまりがありますよね。今のチームはみんなが真面目にひとつの目標に向かってやってるなって感じはします。
近藤 マツと同じようなことになるんですけど、今年は4年生がほんとに引っ張ってくれてて、その中で全員が同じ目標に向かってやっていこうってシーズン最初から取り組めていることが一番良かったかなって感じてます。それでそれが今継続して続けられてるってことでA、B(チームに)分かれてる中でもAチームだったらIリーグの結果を気にしてたりBチームも関東リーグの運営をしっかりしてくれたりだとか、全員が常にチームのことを考えて行動できているのは早稲田ぐらいじゃないかなって思います。
―「うちの学年はこういう学年です」みたいなのはある?
近藤 自分から自分からみたいに行動する人は多くないですけど周りに合わせる能力だったりがあって、周りの状況を見て行動できる学年かなっていうのは思います。ひとりひとり個性があって仲はいいと思います。
松澤 そうですね。自分からは起こさないんですけど言われたこととかに対してはきちんと取り組むんじゃないかなと思います。
―ア式の中でぜひとも注目してほしいおすすめの選手は?
近藤 (奥山)政幸。1年の中で早稲田の強みっていうのを体現できてると思うし、しっかり者だし、一緒にやっててサッカーの部分でも気が利くっていうか。すごく頼もしい選手なので注目してほしいですね。
松澤 宮本(拓弥)ですかね。ポテンシャルは間違いなく早稲田で一番だと思います。精神的なムラってところがなくなれば常にいいパフォーマンスを発揮してチームの勝利に貢献できるんじゃなっかなと思うので期待してる選手でもあり注目してほしい選手でもあります。
―最後に後期リーグ開幕にあたっての意気込みを!
近藤 日本一になるっていう目標がある中で関東リーグ優勝っていうのはしなくちゃいけないものだと思いますし、その中で自分自身前期は活躍できなかったって思ってるので、得点だったりアシストだったり目に見える結果でもチームの勝利に貢献したいです。
松澤 今回特別強化指定選手になったっていうのは他のチームも知ってると思いますし、そういう面では自分はそういった目で見られてくるんじゃないかなって思います。だからそういうプレッシャーも「プレーで認めさせる」じゃないですけど、自分がそうなった力っていうのをほかの大学の選手に見せつけたいっていうのはあります。自分のプレーもしつつ、なおかつチームの勝利に貢献できればいいなと。チームとして関東リーグ優勝とインカレ優勝っていう目標があるので、まずは関東リーグ優勝っていうのを成し遂げられるように全力でプレーしたいと思います。一番失点の少ないチームになります!
いかがだったでしょうか。
ひとまわり大きくなって帰ってきた2人からたくさんの頼もしい言葉を聞く事ができました。
いよいよ明日後期開幕戦を迎える関東リーグ。
目指すは「優勝」のみです。
みなさん、ご都合のつきますときには是非会場に足を運んで選手たちにエールを送ってください。
◇◇◇
関東リーグ第12節
早稲田大学vs神奈川大学 @ニッパツ三ツ沢球技場
13:50キックオフ
◇◇◇
まずは明日の1戦で確実に勝利を掴みとります!
応援お願いします。
それでは失礼します。