こんにちは。今回も四年生の想いを載せます。
~杉森愛希~
「インカレ優勝」
去年、ア女が目指す日本一の景色を私たちは目の当たりにした。
でも、日本一を掴み取った試合に出ていたのは
そのほとんどが今の4年ではなく先輩や後輩たちだった。
先輩たちからチームを受け継ぎ最高学年になったとき、
優勝を掴み取った先輩たちと実力のない自分たちとのギャップをつきつけられ
こんな自分たちに後輩はついてきてくれるんだろうかと不安を感じる毎日だった。
何が正解なのか、どうすれば後輩の信頼を得られるのか悩み続けていた時、
十文字高校のころから一緒にサッカーをし
ずっと憧れ続けてきた
去年の4年生である摩也さんに言われた言葉がある。
「良くも悪くも下の4年への見方って敏感になる。
特にア女は4年の取り組みがその年のチームの形になるから4年はより頑張らねばならない。
あんま力まずね。
自分達の取り組みが正しかったかどうかなんてすぐに分かることじゃないから。」
実力のない自分たちはマイナスからのスタートだった。
先輩たちと自分たちが大違いだというのもまぎれもない事実。
だけどそんな事実を嘆くんじゃなくて、マイナスからでもいいから一つ一つ積み上げていこう。
最後にみんなで笑ってまた日本一の景色をみれたとき、そこまでの道のりが正しかったと証明できるはずだから。
そう決意することができた。
こうして走り続けてきた2016シーズンも残された大会はあと一つ。
インカレが始まる。
そして自分たちの終わりも近づいている。
「あきさんが頑張っているところみると自分も頑張ろうって思える」と
励ましてくれた後輩がいる。
「厳しいことをチームに言うのは苦しいだろうけどいつもありがとう」と
認めてくれた後輩がいる。
「ミスしたときにちゃんとみんなと話さないと次のプレーうまくいかないよ」と
鼓舞してくれた後輩がいる。
後輩たちがいなければ、
このインカレへの切符を掴むこともできなかっただろう。
私にとって、サッカーも上手くて一人一人強い意志を持っていて、
いつもチームを支えてくれている後輩たちは
先輩たちに値するくらい尊敬できる存在だ。
対戦するチームには4年生がたくさん出場してくるだろう。
引退という現実に覚悟を持った4年生たちは死にもの狂いで戦ってくるはずだ。
厳しい試合になったとき、苦しい時間になったとき、今のア女のチームに足りないのはピッチの上で必死になって戦う4年生の意地だ。
後輩たちだけに辛さや苦しさを背負わせるわけにはいかない。
ピッチの上で、4年生の意地を体現するしかない。
そして、今までア女を支え応援してくださった方々に
日本一という結果で恩返しができるように
残された時間を全力で過ごしていこう。
ア女というチームは私たちだけではなく
たくさんの方々のおかげでこうしてインカレに挑むことができている。
直接激励をしてくださる方、見えないところでもア女を見守ってくださる方、
そんな方々への想いを胸に戦うことは私たちの使命だ。
最後の最後。
自分たちは自分たちらしく、
下手くそでもがむしゃらに
かっこわるくても真っ直ぐに
熱くどろくさく
最後まで諦めずにぶつかっていこう。
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ピッチでは誰よりもはやく1番に全体へ声をかけ、チームを盛り上げる。誰かがやるのではなく、自分が1番に行動する。ピッチ内でもピッチ外でも。どれもチームのために。ア女を常に良い方向へ導いてくれていたのは、まぎれもなく彼女です。
以上です!
次回もお楽しみに!
渡部