第33回全日本大学女子サッカー選手権大会 準決勝
1/4 vs 山梨学院大学
13:00 kick off
早稲田 1(0-1,1-1)2 山梨学院
【メンバー】
-前半-
石田、田頭、杉山、吉田、三宅、大山、築地、﨑岡、宗形、白井、生田
-後半-
石田、田頭、杉山、吉田、三宅(→新井)、大山、築地、﨑岡(→佐溝)、宗形、白井(→佐藤)、生田(→千葉)
【得点・失点】
-前半-
9分 失点
-後半-
48分 宗形みなみ
76分 失点
以下、戦評です。
第33回全日本大学女子サッカー選手権大会準決勝が味の素フィールド西が丘で行われた。対する相手は山梨学院大学。昨年のインカレ決勝の舞台で敗れた相手である。
今まで積み上げてきたものをピッチの上で体現すること、90分間を通して集中を切らさず闘い続けること。何より、目の前の一戦に全力を出し切ることを誓い、準決勝の舞台に臨んだ。
前半はア女ボールでキックオフ。開始早々、2本のコーナーキックのチャンスを得るなど、ア女が攻撃の主導権を握る良い入りを見せる。9分、自陣左サイドで相手にコーナーキックを与えてしまう。30吉田が弾いたボールからこぼれ球を相手に拾われシュートを打たれるも、10築地のブロックで跳ね返す。しかし、再度こぼれたボールから、ニアへクロスボールを上げられ、ヘディングで合わせられて失点。0-1となる。失点直後も攻撃の手を緩めないア女。前線の選手を中心に両サイドから相手ゴールに迫る。34分、左サイド7﨑岡のクロスボールに10築地がヘディングで合わせるも、得点には至らない。テンポの良いパスワークで相手陣内に迫るア女に対し、相手は縦に速い攻撃とクロスボールで攻め込む展開となる。その後は両者無得点で前半を折り返す。
後半開始早々に試合は動く。48分、10築地のサイドチェンジからボールを受けた7﨑岡が9生田へスルーパスを送る。9生田が滑り込んで放ったシュートのこぼれ球を11宗形が冷静にゴールに流し込み、1-1の同点となる。この勢いで追加点を狙いたいア女だが、相手も隙をついてミドルシュートを狙うなど、一切攻撃の手を緩めない。両者拮抗した展開が続く。73分、7﨑岡→28佐溝の交代を行う。さらに攻撃に勢いを付けたいア女だが、76分、再び試合が動く。ゴール前で相手の勢いのあるプレスからボールを失い、ゴール前にボールが溢れる。1石田が反応し一度はボールを止めるが、こぼれ球を相手に押し込まれて失点。1-2となる。76分、9生田→15千葉の交代を行う。セットプレーやサイド攻撃から得点のチャンスを伺うが、ゴールを決め切ることはできない。終了間際の89分に8白井→25佐藤、24三宅→2新井の交代を行い、攻撃に勢いを付けるが、得点は生まれず、1-2で試合終了。
ア女は日本一を目指す組織ではない。常に日本一の組織であり続ける必要がある。しかし結果は、インカレ準決勝敗退。全国3位。
大学女子サッカー界の象徴となり、”全員が”、頂に向かって翔くことを掲げてきた今シーズン。全ての行動は日本一のために、象徴となるために、行ってきた。シーズン当初と比べて、試合を重ねるごとに、”全員が”、自分で考えて足りないものを積み上げる努力をしてきた。しかし、結果は伴わなかった。
今シーズンを通して、あと一歩で届かなかった勝利はいくつもあった。その度に、試合を振り返り、分析して、切り替えて、次の闘いの糧にしてきた。しかし、インカレの舞台ではそれはできない。ア女2024のみんなと闘うことはもう二度とない。
3年生以下はこの敗戦で得られたもの、感じたものを一つも忘れずに、来シーズンの入りから積み上げて欲しい。来年、再来年と、必ず日本一を奪還し続けるために。
寒い中、会場に足を運んでくださった方々、配信を通して応援してくださった方々、長時間に渡り運営をしてくださった方々、本当にありがとうございました。
また、シーズンを通してア女を応援してくださった方々、関係者の方々、本当にありがとうございました。皆様の応援が、確実に私たちの力になっていました。
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
2024シーズンはこの試合をもちまして終了となりますが、今後とも早稲田大学ア式蹴球部女子の応援をよろしくお願いいたします。
戦評担当:生谷
この試合をもちまして、「翔頂」というスローガンをもとに活動した2024シーズンは終了となりました。今シーズンも温かいご支援とたくさんの応援、本当にありがとうございました。
日本一という目標を達成することはできませんでしたが、西が丘の舞台でア女らしいサッカーを、たくさんの方に観ていただけたことを誇りに思います。
来シーズンこそは、この悔しさを糧に強くなり日本一を奪還します。
今後ともア式蹴球部女子への熱い応援のほど、よろしくお願いいたします。
それでは失礼します。
阪本