diary-women

『2024.10.03 メモ』 4年 木南花菜

本日の担当は、4年木南花菜です!

副将として、泥臭く熱いプレーと一人一人を想う言動でチームを勝利に導く彼女。
ア女で過ごす4年間で溜め続けてきた、自身の想いを綴るメモとは…。
是非ご覧ください✨

みなさんこんにちは。
本日ア女日記を担当させていただきます、4年木南花菜です。
日頃より早稲田大学ア式蹴球部女子の活動へのご支援、ご声援誠にありがとうございます。多くの方々に支えていただきながら、日々活動できていること、心から感謝しています。これからもア女への熱い応援をよろしくお願いいたします。

私は忘れたらいけない感情に出会った時、自分の気持ちをメモとして書き留めてきました。

今回は、ア女での生活のなかで、メモしていたことを一部紹介していきたいと思います。

ア女にいる中で私が考えていたこと、考えていること、私自身がこのメモを通して気づいたこと、そしてこれからの残り3ヶ月どうなっていきたいかを綴りました。

気がついたら、長く纏まりのない文章となってしまいましたが、暇な時にでも、あたたかい目で読んでいただけたら嬉しいです。

_____________________

2021.02.21 メモ
この1週間がここ数年で1番ってくらいに疲れた。新しい環境って苦手だ
でも目標にしてたこの場所で毎日頑張る
もう日焼けで顔が痛い

2021.10.04 メモ
最近は、誰も自分に期待なんかしてないと思ってプレーすると良いことに気がついた
ネガティブな意味じゃなくて、その方が、肩に力が入らない

2022.01.04 メモ
自分にできることを全力で
このチームで勝ちたい

2022.01.13 メモ
インカレ優勝

西が丘のピッチが眩しくて、ベンチにいるのにどこか遠くて
試合に出たいはずなのに、試合に出るのが、プレーをするのがとても怖くて
自分にできることをずっと探してるけど見つからなくて
結局は試合を見つめながらアップをして帰るだけ
今こんなことを書いてもどうにもならないけど、この気持ちを覚えておけるように

2022.04.09 メモ
明日関東リーグ開幕
ア女2年目
どんなシーズンになるかわからないけど
どんな時も心を燃やして頑張る

2022.07.09 メモ
電車に乗るのがきつい、東伏見にいくのがしんどい
でも、やり続けることだけはしよう
100本ゴールに詰めた人には101本目にボールが転がってくるから
よし、とりあえず、ショックアイを待ち受けにしとこ

2022.12.24 メモ
一番良い準備をする
このチームのために

2022.12.29 メモ
1年間ずっとしんどかったなあ
1年後笑えてますように

2023.02.01 メモ
あと2年しかない
このままじゃ絶対にだめ
何か変えなきゃ

2023.08.15 メモ
この選択に後悔がないように
まずはシアトルでの乗り換えが本当に不安すぎ

2023.11.20 メモ
この歳になっても、こんなにも新しい感情に沢山出会うんだ、まだまだいろんな景色がみたい
一言では表せないこの刺激的な日々を大切に
支えてくれている人に感謝

2024.01.06 メモ
自分にできることを全力でやります

2024.01.09
今日ア女のアカウントで2023シーズン終了の投稿をした
来年のこの時期、後輩たちに何が残せる4年生になるんだろう、強くなる

2024.02.13 メモ
明日からラストシーズン
自分にできることを全力で
チームに対して、自分に対して後悔ない選択をする
みんなと日本一を獲りたい

2024.06.03 メモ
チームが勝てない時にピッチに立っていない無力さ
自分にすごく腹が立つ
今自分には何ができるのか、

2024.08.03 メモ
コロナ明け怒涛の夏合宿終了
もう一回みんなと向き合えてよかったと思う
どんな時もみんなで乗り越えたい
そして、もっと強くならないと

2024.09.02
もう負けたくない
ピッチに立てない、チームのために闘えていない無力さと、また違う感情も湧き出てくる
今の自分にできることを探す、継続していく
それじゃないと間に合わない、それを超えるものが必要

_____________________

“今の自分にできることを全力で”

メモの中に似た表現がいくつかあったと思う。
苦しい時、しんどい時、逃げ出したい時、頑張りすぎると自分が壊れてしまいそうで、私は私自身にこの言葉を言い聞かせていた。

気づくのが遅かった。

自分でも知らない間に、「今の自分」という限界値を自分で決めつけていたのだ。

“今の自分にできることを全力で”
という考え方は別に悪いことではない。むしろ考え方次第でとてもプラスに働くことが多いと思う。
しかし、私はその「今の自分」という基準値をいつのまにか下げていたのだと思う。そして、自分の現状が低いと必然的に自分の限界値は低くなっていくということに気付かなかったのだ。

無意識に、だけど毎回のように考えていたこの考え方。この自分への甘さが今の自分を形成しているのだろう。

志高頭低

中学1年生の時に、兄から教えてもらった言葉である。
志はより高く持ちながら、常に謙虚でいるということだ。

すごくすごく大切にしていた言葉なのに、いつの間にか忘れていた。
言葉だけが先行していた。

弱い自分を守っていくうちに、この言葉の本当の意味を忘れて、いつのまにか「今の自分」に基準値を合わせていたのだ。

だから成長しなかった。
だから何も変わらなかった。

志は高く持ちながら、常に謙虚でいるということは、頭では分かっているつもりで、何にも分かっていなかった。

志を高く持つだけではだめ。常に謙虚でいるだけでもだめ。その気持ちを持ちながら、昨日よりも今日、今日よりも明日、自分自身が「今の自分」を超えていかなければならなかった。

私が長い間躓いていたことは、小学生にも答えられるような、こんなにも簡単に分かることだった。

悔やんでも悔やみきれないこの事実だからこそ、
インカレまで残り3ヶ月のこの崖っぷちな状況だからこそ、
まだまだ、可能性は無限大。自分の可能性は自分が1番信じて引き上げるしかない。

誰よりも熱く、誰よりも泥臭く、誰よりも貪欲であり続けろ。

私の好きなアニメの言葉にもあるから。

「突破するっきゃないっショ」
どんな壁も突破していく。

「失敗を知って乗り越えたモノなら それはいいモノだ」
失敗を恐れず乗り越えていく。

「悔いが残らない方を自分で選べ」
自分自身で悔いが残らない選択をしていく。

「plus ultra」
今よりも更に向こうへ進んでいく。

そしてなにより、
志は高く、常に謙虚で、
私が私を1番信じてあげようと思う。

最後に

どのシーズンもうまくいくことばかりではない、逆にしんどいくて辛いことの方が多い。

でも、やっぱりどのシーズンも最後は、「このチームのために闘いたい」って心から思えた。いや、思わせてくれるようなチームだったんだと思う。

じゃあ今シーズン、副将として、4年生として、ア女の1選手として、私はこの組織でどう振る舞ってこれたのか、そしてこれからどうあるべきなのか。

人と人を繋ぐのは、どんなに上手いプレーより、熱く泥臭いプレーだと思う。
そういう強い想いがみんなを繋ぐ。

だから私は上手くなくても綺麗じゃなくても、
みんなを繋ぐために熱く泥臭くやり続ける。

それがみんなを繋ぐきっかけになったり、一緒に闘ってる誰かが、このチームのためにって思えるきっかけになればいいな。

あと3ヶ月
3ヶ月しかないと思って、自分の可能性を、チームの可能性を限りあるものにしたくない
3ヶ月もあると思って、1日1日を無駄にしたくない

だからこの3ヶ月
昨日よりも今日、今日よりも明日
自分を信じて積み重ねて、今の自分の限界を超えていく
誰よりも大好きなみんなのことを想って行動していく

これからの喜怒哀楽、全ての感情を
全部全部パワーに変えて

3ヶ月後の西が丘のピッチの上で
このチームのために闘えるように

そして全員が自分らしく
頂に向かって翔けるように

よっしゃ、やるしかない!

いつもよりちょっとだけ長いけど、
これを今日のメモとする。
——————————————————————————————
以上です。
明日もお楽しみに!
阪本