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『ア女と私』2年 杉山遥菜

本日の担当は、2年杉山遥菜です!
献身的な守備でチームを支える彼女。
謙虚で努力家の彼女が、ア女のみんなへの想いと「ア女という居場所の中での私」の決意を綴ります。
迷いながらも導いた彼女の決意とは…。
ぜひご覧ください👀✨

2年生の杉山遥菜です。
ア女2年目となった今、私に書けることはなんだろうと散々迷い、悩んだ故のまとまりのない文章になっています。それでも、読んでくださる方がいれば、ぜひ読んでいただけると幸いです。

ア女はすごい。

ア女の一員である自覚はしっかり持っているが、いつもどこか俯瞰して見てしまう。すごいなーって。

2年生になり少しだけ気持ちに余裕ができて、周りが見えるようになってきた。ア女一人ひとりのすごさに気づくようになった。それぞれが自分自身と向き合い、葛藤しながら迷いながら、それでもア女のために行動したり、ピッチ内外で闘ったりしていることを改めて感じるようになった。

みんなから見えないところで、沢山チームのために身を捧げてくれる人。
リハビリ中でプレーができないのにも関わらず、サポートをしてくれる人。
チームを想い、真剣にまっすぐ向き合ってくれる人。
自分自身大変なのにそんな姿を見せず、明るく振る舞ってくれる人。
チームのために沢山走ってくれる人。
練習・試合中、声かけで雰囲気を作ってくれる人。
チームへの目配り気配りを忘れない人。
自主練習を惜しまず、背中で示してくれる人。
誰かが悩んでいることに気づくことができる人。
プレーや言動でチームを引っ張ってくれる人。
黙々と自分に向き合い様々な形でチームに貢献してくれる人。

あげはじめるとキリがない。

尊敬、しか出てこない。
一人ひとり、尊敬しているところがある。
それを言葉にできるくらい、みんなすごい。
誰かだけ、じゃなくて、こんなにもみんなにすごいところがあって、尊敬できるところがあって、それぞれが違う光り方で輝いているように見えることは、あまりない。

本当にア女はすごい。ア女のみんなはすごい。

それと同時に。

思い知る。

自分の小ささ。

考えさせられる。

自分の存在意義。

特別頑張っているものもなく、こだわりもなく、ア女にいる自分としての目標も定まっていない。
みんなのことすごいすごい、と思うたびにそんな自分をチームから切り離してしまうようになった。

自分を見失っていた。
私らしさ、が分からない。長所も短所もよく分からない。私なりのチームへの貢献の仕方も、日本一というア女の目標に対して自分がしなければいけないこと、できること、やりたいことも想像しにくくなった。

比べたって仕方ないじゃんか、自分にやれることできることを頑張ろう、と切り替える。そして迷う。
自分は何を頑張りたいのか?
どんな姿を目標にしたいのか?
譲れないものってなんだろう?

今シーズンはずっと自分探しだった。
沢山時間をかけて迷って迷って、自分の軸、目標を決めようと思った。
「ア女という居場所の中での私」としての目標を定めて、そこに向かって頑張りたかった。

そして見出した。決意した。
私がやろうと決めたこと。

それは、

誰かが「気づいてしてくれたこと」「頑張っていること」に気づけるようになること。
みんなの挑戦を後押しできる存在になること。

誰かが、チームのために何かをやってくれている時や1人で何か頑張っている時。その言動に、優しさに、努力に、気づけるようになりたい。一緒に頑張れる人になりたい。
プレー中、ミスしても私がいるから安心して沢山チャレンジしてねって言えるように。私のプレーで、誰かが「あと少し」頑張る勇気を与えれるように。
そんな存在になりたい。

私は力になれないかもしれない。
もしかしたら余計なお世話なのかもしれない。

それでも、自分なりに自分にできること、したいことを考えたら、目標に示したような行動で、ア女のみんなに感謝と尊敬と愛を恩返しすることしか思いつかなかった。

今シーズンも残りわずか。
もう自分は見失わない。私を突き動かす軸、目標が見つかったから。
やろうと決めたこと、徹底的に頑張りたい。
そして、ア女にいる私をもっと好きになりたい。
ア女としての私を誇れるようになりたい。

最後に、ア女のみんなに伝えたい。
みんなは頑張っている、すごいんだ、と。
もっと自分に自信と誇りを持って、と。
だけどこのままではア女の目標に手が届かない。だからもっと一緒に頑張ろう。
結果が出なくても努力したことに意味があるとよく言うけれど、私は今年のチームの努力を記憶だけでなく記録にも残したい。

みんなとだから、私は頑張れる。みんながいるから、どこまでも走れるし相手のシュートに体を投げ出すことだってできる。

私のモチベーションになってくれて、
助けてくれて支えてくれて、

いつもありがとう。
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以上です。
明日もお楽しみに!
小林