本日の担当は、4年栗田彩令です!!
両足から放たれる豪快なシュートでチームを勢いづける彼女。
素直で負けず嫌いな彼女が自問自答を繰り返す中で見つけ出したア女に、そしてサッカーに対する想いとは…
是非ご覧ください!!
今回ア女日記を担当させていただく、4年栗田彩令です。
はじめに、日頃より熱いご声援と多大なるご支援をしてくださっているすべての皆様、
本当にありがとうございます。
先日の早慶戦を経て多くの方々に支えていただいていること、
歴史を紡いできてくださった方々の
“早稲田大学ア式蹴球部”
に対する熱い想いを感じ、この組織の一員でいられて本当に幸せだと強く感じました。
多くの方々が紡いできてくださった歴史は、私たちにとって大きな誇りであると同時に背負うべき責任であると感じています。
責任も目標も全て、未熟な私たちには想像以上に大きなものかもしれないけれど、
これは
私たちに与えられた、私たちにしかできない使命
だと思っています。
早稲田を背負って闘うことに誇りと責任持ち、たくさんの人に恩返しができるよう
全員で必死に闘うので、これからもご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
そして、今回はこのア女日記を通して自分の“想い”を形にしていきたいと思います。
『どうしたら後悔しないか』
『どうしたら来年の1月、全てをやり切り納得してスパイクを脱ぐことができるか』
『どうしたらみんなに恩返しができるか』
私の頭の中に常にある問い。
ずっとずっと考えて続けている。けれど一向に答えは現れてくれない。
中断前の関カレのメンバー発表の日、自分の名前が呼ばれなかった。
1年生の頃から、いや、高校生の頃からこういう経験は何度もしたことがある。
しかし、何度経験しても全く慣れないこの感情。
とにかく悔しくて悔しくて悔しくて、悲しくて、その場から逃げ出したくなる、消えたくなる、みんなの顔を見るのも辛くなる。
全部自分のせいだと分かっている、分かっているけど何かが分からない。
メンバー発表の翌日、切り替えて家を出たのにはずなのに、練習が始まってもボールが足につかず、動揺がプレーに露骨に現れる。4年として雰囲気作りをしなければならないのに、焦る思いを隠すのに必死でチーム以前に自分自身のことすらコントロールできなかった。
練習後に振り返り、自分の弱さに負け、せっかくの練習時間を無駄にしたとひどく後悔した。
こんな中途半端では支えてくれる人に申し訳ないと思った。
毎日一緒に汗を流して頑張ってくれるア女のチームメイト、
一緒に悩んで泣いて全力で向き合ってくれる同期、
熱く指導してくれて本気で一緒に戦ってくれるスタッフの方々、
私たちのためにいつも尽力してくださっているOBOGの方々、
たくさんのパワーや刺激を与えてくれる順心の仲間、
いつでも居場所を作って癒してくれる地元の友達、
競技は違っても頑張る姿で奮い立たせてくれる他部活の友達、
そして、いつでもどんな時でも一番の味方で一番の応援団でいてくれる家族。
私がサッカーをするにあたりここには書ききれないほど、多くの人が本当に多くのサポートをしてくれている。
サッカーをすることは自分の為かもしれないけど、
自分だけのものではない。
自分だけの時間では絶対にない。
だからこそ、1日も1分も無駄になんてできないはずなのに。
このままじゃダメだと思い、必死に考えた。
『どうしたら後悔しないか』
『どうしたら来年の1月、全てをやり切り納得してスパイクを脱ぐことができるか』
『どうしたらみんなに恩返しができるか』
しかし、どれだけ考えても、どんなかっこいい言葉を並べても納得できる答えは出てこなかった。
いてもたってもいられなくなりある日の深夜、真っ暗なグラウンドへ行った。
そこでも答えを探しながらボーとグラウンドを見ていた。そのときふと思った。
この問いに答えや明確な指標なんて存在しないんじゃないかと。
答えが現れるのはグラウンド上での自分の感覚のみだと気づいた。
試合に勝利してみんなでハイタッチをする瞬間、ボールがゴールに吸い込まれ心の底から嬉しくなる瞬間、上手くいかなくて悔しがる瞬間、仲間が歯を食いしばって闘う姿に奮い立たされる瞬間…
グラウンド上で起こる一瞬一瞬のために自分は、周りの人は、全てをかけているんだ、かけてくれているんだ。
当たり前のことかもしれないし、いろんな人に今まで言われてきたことかもしれないけど、このことの本当の意味や奥深さをきちんと理解できた気がした。
グラウンドの上で体現するのは決して簡単なことではない。そんなの自分が一番分かっている。
でも、後悔したくないし、「あー無理だった」とかそんな軽い気持ちでスパイクを脱ぐことも多くの人に顔を見せることもできない。
だからこそ私は
目標を達成するまで戦い続ける
そうこのア女日記という場をお借りして宣言したい。
これまで以上に残りの学生サッカー人生に全てをかける。
まだ何もできてないし、4年生として、選手として、ア式蹴球部の一員として何も残せていない。
4年なのにまだここにいて大丈夫かよと自分のことが嫌になることも何度もある。
それでもどんなことがあってもサッカーが大好きだから。
ア女が大好きだから。
ここでこのメンバーで日本一を獲りたいから。
そして、大好きな家族に恩返しがしたいから。
だから私は絶対に諦めない。
残りの期間、必死にグラウンド上で答えを探し続けるし、そのためにグラウンドの外でも自分やチームと向き合い続ける。そして、早稲田に来た意味を証明する。
長くなってしまいましたが、これが今の私の想いです。
宣言したからには、死に物狂いで闘います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
引き続き、早稲田大学ア式蹴球部の応援をよろしくお願いいたします!!
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以上です。
明日もお楽しみに!
澤田