本日の担当は#TR 黒澤舞水です!
少し前まで半袖(短パン)でいられたはずなのに、今年秋あったっけ?というくらいあっという間に冬になってしまいました。寒くないの?とか、見てるだけで寒いとかよく言われますが、多分みんなより少しだけ多く肉を身に纏っているだけです笑(一時期週5〜6で23:30にラーメンを食べていたら高校卒業時よりMAX10kg近く増量していていました笑もちろん筋量も増えているはずなのでご安心を)あと洗濯物が少ないと洗濯機をまわす回数が減って節約になるので多少の寒さなら気にしません。(寮の洗濯機無料にしてほしい)常に何かに追われているハードすぎる生活に幾度となく限界を迎えそうになり(ほとんどは自分の計画性の無さが原因)、正直早く1月6日が来ることを願っていました。でも、いざ引退が近づくと何故かまだまだこのチームの一員でいたいという気持ちが強くなり、さらにはインカレ遠征前日まで(店長の圧に負けて)バイトとタスクを詰め込みすぎて、別の意味でもインカレまでもっと日数が欲しいと切実に願っているところです。
…なんてどうでもいい話は永遠に書けますが、肝心な本文は何を書こうか延々考えても考えれば考えるほど分からなくなりました。
なので、今思っていることをつらつらと書き綴っていきます。
この1年間、4年生らしいこと全然できなかったけど、最後にちょっとだけ長めの独り言を言わせてください。大したことは全く書けませんが、お時間のあるときにご一読いただけると嬉しいです。
今年のスローガンは
『誇闘』
冬オフに同期と何回も、何時間もミーティングを重ねて決めた言葉です。「今日も一人ひとりが誇りを持ってやっていきましょう!」毎日の円陣で順番にみんなが言っているフレーズ。ア女の皆さん、あなたにとっての「誇り」って何ですか?日々誇りを持って練習に、試合に臨んでいますか?
抽象的なものだからこそ、目に見えないものだからこそ、正解がないものだからこそ、いつも言葉にしつつも深く考えることって少ないし、意識しにくいことかもしれません。でも、一人ひとりに何かしらの誇りはあるはずです。
そんな偉そうなこと言いながらも、自分の誇りって何だろう、と考えた時にパッと思いつかない時期がありました。今振り返れば、それはトレーナーとして、そして1人の4年生としての自分に自信がなさすぎたからだったと思います。
コミュニケーション能力に優れた訳でもなく、サッカーの経験があるわけでもなく、視野の広さもリーダーシップも包容力もなく(どれを取ってもむしろ劣っている)、
みんなが今何考えてるかとか、どんな気持ちだろうかとか、正直分からないことの方が多く、落ち込む選手に何か伝えようとしてもいまだに言葉に詰ま本当は寄り添うべきはずのシーンでも、下手に声かけするよりはましかと、何もできないことの方が多かったです。
自分の行動でチームに迷惑をかけ、自分の言葉で選手を傷つけ、自分のせいで選手がプレーする機会を奪ってしまったこともありました。
トレーナーの仕事は様々ですが、「選手を守ること」は最も大切なことの一つとして挙げられます。なのに全然選手を守れていなかった。トレーナーとしてチームに何ができているんだろう。4年生として自分は何もできていないのではないか。何より、そんな自分がトレーナーをやっていることが申し訳ない。
ア女の皆は優しいのでそんなことないよ、とか、舞水は頑張ってるよ、とか言ってくれるだろうけど、他にも様々なことが重なり、気が付いたらそう感じることが増えていました。
そんな中で迎えた今年の夏の個人面談。
「人と比べない」
「0.5でいいから変える」
「逃げない、向き合う、自信を持つ」
「トレーナーなりのアプローチを考える」
ネガティブすぎる自分の考えは否定されましたが、別のことも含めて大号泣しながらノートに綴った言葉の一部です。
私は基本的にみんなが10でできることを6とか7とか、時にはそれ未満でしかできない人間なので、誰かと比べて得することなんか何もないし、比べるだけ無駄だと高校のときに気付いたはずなのに、チームのために発言し、行動する同期と比べチームに対して何もできていないと1人悩み、それなのに自分と向き合うことから逃げ続け、「苦手だから」「余裕がないから」を理由にトライすらしない自分がいました。他のみんなは自分と闘っているというのに。
その時点でシーズン終了まで4ヶ月。もうコミュニケーションが苦手とか言ってられないし、別に上手く寄り添えなくてもいいから、とにかく話を聞いて何か伝えてみよう。自分にしかできないことをしよう。同期のみんなと違って抜群の技術を持ってピッチ上のプレーで示すことも、熱い言葉や姿勢で引っ張り基準を高める姿勢を示すことも、誰かの小さな変化に気付いてそっと声をかけることも、自分と向き合いコツコツと積み上げた実力で示すことも、デカすぎるキャパとピッチ内外の広い視野を持つことも、どんな痛みにも負けず自分がやってやるんだという強さで示すことも、どんな状況でも諦めず努力し続ける姿で示すことも、誰もよりも悔しいはずなのに絶対弱音を吐かずにリハを頑張る姿で示すことも、大泣きしながらもチームのために声を出し続ける姿で示すこともできないけれど、ケアや他愛もない会話の中で少しでもみんなの力になれたり、頑張ろうと思えたり、誇りを持てるきっかけになれたりすればいいなと思って特に下級生に対してはトレーナーとして、4年生として、時には立場とか考えずに一個人として、(毎回と言ったら嘘にはなりますが)不器用なりにできるだけ何か伝えられるように心がけていました。
誰かと比べて悲観するのではなくて、トレーナーである自分にしかできないことをする。そもそも完璧なんて求められてないんだから自分からハードルを上げる必要はない。とにかく今の自分にできるベストを尽くすこと。
ケア、テーピングは選手がそのときの100%でプレーするための、みんなが誇りを持ってプレーするためのサポート。全て上手くいったわけではないけど、少しでもみんなの力になっていたら嬉しいです。
結局最後まで自分の強みはこれです!!!と自信を持てるものはメンタルの強さ以外にあまり見つかりませんでしたが、(もし見つけてくれた人がいたら、こそっと教えてくれたら泣いて喜びます)
みんなに誇りを持ってもらうための力になることそして、そのとき自分にできるベストは尽くしたことが自分なりの「誇り」だと今は胸を張って言えます。
4年間、沢山の方々に支えられて人としてもトレーナーとしても成長することができました。
史さん、遼さん、内田さん、れなさん、べーさん、蓮ちゃん、勇斗くん、はるかさん、塙さん、御所園さん未熟すぎる私に沢山のことを教えていただきありがとうございました。伝えたいこと、感謝の言葉はまだまだ色々ありますが長くなるので別の機会で伝えさせてください。
何よりも同期のみんな何度も何度も助けられました。みんながいたからここまでやれました。ありがとう。それぞれへの想いはメッセージカードに込めます。
そしてこの場に書くべきことか分かりませんが、これくらいしか伝える場がないので少しこの場をお借りして…スタジアムに行くといつも温かく迎えてくれるサポーター仲間のみなさん駒場の(に限らずですが)ゴール裏はずっとずっと大好きな空間です。今は偉大な背中を眺めるだけだけど、いつか声で、手拍子で押される側の存在になれるように、これからも頑張ります。
最後に…
日本一を取りたい。どれだけ強くそう願っても私はピッチに立てません。もし選手だったとしても私の今の運動能力では絶対に無理ですが…笑でも、ラスト数試合、みんなをベストコンディションで試合に送り出すことならできます。だから最後まで全力で、私なりに誇りを持ってやるので、1秒でも長くチームを支えさせてください。頼むよみんな。
どの立場でも、全員で、最後まで誇りを持って闘い続けよう。
私たちならできる。自信を持って、最高の舞台を楽しもう
そして絶対に、日本一を獲ろう。
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自分の弱さ、不甲斐なさに直面したア女での生活。
毎日のタスクに追われ、
眠れない日々もあった
それでも彼女は挫けなかった。
その時できる自分の全てを
選手に尽くし、
毎日ア女で1番名前を呼ばれながら、
その声に応え続けた。
個人と向き合うとき
そこに正解はない。
励ましたつもりが
相手をより落ち込ませたり
寄り添ったつもりが
相手を傷つけたり
そんなことの繰り返しで、
自分に自信が持てなくなる瞬間もあった
でも
選手を想う気持ちに嘘はない
だからこそ頑張れた
学び続けられた
そしてその姿に
私たちは支えられ、
背中を押され、
何度も助けられてきた。
立場は違えど心は同じ。
自分らしいそれぞれの誇りを持って、
最後まで全員で闘い貫こう
小林