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『心』2年 淀川知華

本日の担当は、2年淀川知華です。

いつも明るく、みんなに元気をくれる彼女。
誰よりもポジティブに見える彼女にも、サッカーをすることに恐怖を抱くことがあった。
ア女に入部するまで、ア女に入部してから、そしてこれからの彼女の「心」の持ち方とは…
是非ご覧ください!

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“心技体”という言葉があるが、なぜ、技体心でも体心技でもなく“心”が一番最初に来るのか。

それは、“心”が最も人に影響を与える要素であり、“心”次第で人の行動は大きく左右されるからだと私は思う。

昨年と比べて時が経つのがすごくあっという間に感じる。というのも、昨年の今ごろ私はまだア女にはいなかった。ちょうどあと一か月経てば私がア女にきて一年だ。 簡単に、私がア女に来る前から今までの私の「心」を公開しようと思う。

高校三年時のインハイ関東予選準決勝、私のミスから失点し、負けた。次の日の三位決定戦はベンチ外だった。それから、自分のミスで負けたらどうしようとかそんなことばかり考えるようになった。今振り返ると、私はいつしかボールを受けることに恐怖を感じるようになっていた。「失敗しないように」ってサッカーをしていた。

早稲田大学への進学を決める前からア女の存在は知っていた。このア女日記もインスタグラムもしっかり見ていた。正直、早稲田大学を選んだ理由の一つもア女だ。その時から、「大学でもサッカーをする」という選択肢が頭の中に少なからずあったのだ。しかし、サッカーをしているのにボールを受けることすら怖がるようになった私は、サッカーを続けたい理由よりもやめるべき理由を並べて自分にたくさん言い聞かせた。

そして、サッカーをやめた。

それからの日々は波一つ立たない閑かなもので、そんな日々に物足りなさを感じていた。何が足りないのか、考えなくてもわかっていた。サッカーが足りなかった。自分で決断したことなのに、サッカーがなくなった私の世界はすーっと色を失い、大げさかもしれないけれど正直生きている心地がしなかった。こんなにもサッカーが私の中を占めていたのだと知った。

それから、すぐには「よし、ア女に入ろう」とは思えなかった。サッカーが好きなのに自分で自分を諦めた弱い自分を責めた。「またサッカーがしたい」、「いや、自分にはもう無理だ」、そんな自問自答の繰り返し。振り返っては自己嫌悪する日々を何か月も過ごした。そんな日々にとうとうしびれが切れた。「私は私を好きでいたい。そのために必要なのはサッカーだ」という結論に至り、ようやく私はア女に入部することを決断した。

ア女の一員になってからは毎日が楽しかった。正直、初めは「辛くなったらやめよう」くらいに思っていたけど、やめるなんて今考えても私にはありえない。だって、サッカーが楽しくて、好きで仕方がないから。なにより、自分が自分を認めてやれたから。

2023前期を振りかえり、また時々「失敗しないように」とプレーしている自分がいたことに気づいた。練習も試合も、「うまくできるかな」と少しの恐怖を抱いて臨むときはだいたいうまくいかない。「やってやろう」と強い心で臨むときは、想像以上の力が発揮できてすごく楽しい。ア女のみんなはレベルが高くて肩を並べるにはまだまだだけど、同じくらいの質でプレーできるようになりたいと思えるからこそ、やってやろう精神でサッカーを楽しみたいと思えた。

最近はケガでみんなの練習を外から見るようになり「ア女のみんなはやっぱりすごいな。復帰してこの中でやれるのかな」と不意に思う。たった一ヶ月前まで練習していたのに、急に現実を突きつけられたように不安になるけど、結局は「早くサッカーがしたい」と思える。「今のプレー自分だったらこうしたい」といった想像をするとワクワクする。見えない未来に不安を抱くより、自分自身に期待するほうがよっぽど楽しい。

「心」の持ち方一つで自分は変えられる。

「楽しむ」
これがこれまでの経験を経て獲た私の心の軸。

ブラすことなく、プラスな心で成長していきたい。

まとまりのない長々とした文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!

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以上です。
明日もお楽しみに!
大森