こんばんは!
本日で30周年企画第4弾『OG連載』、最後の1人となりました!
ラストを飾るのはこの方!
【吉武百香(よしたけももか) 2012年度卒】
1991(平成3)年3月21日生まれ。2012年度社会科学部卒業。11歳の頃から地元のスポーツ少年団でサッカーを始め、中学高校時代は学校の部活動でサッカーを続ける。ア女在籍時は1,2年時にインカレ優勝を果たし、最後のインカレは準優勝した。
卒業後は、アメリカ(NY)に留学しCONCORDIA COLLEGE NewYorkというチームでサッカーを続ける。その後、東京へ戻り日常生活を過ごした後、イギリスのロンドンで生活を送る。それから再びアメリカ(NY)へ戻り、現在は広島県の山中(最寄りのスーパーまで車で30分)で生活中。
現在、アーティスト・クリエイターとして活動して
おります。何をしていると具体的には表現しづらい
ので気になる方はご一報ください。一応、会社員と
して所属してはいますが今ひとつ協調性に乏しく会
社内では良い意味で浮いています。ひとり(同僚のタ
イ人を含めると二人)外資企業に勤めている気分で
す。
とはいえ、協調性が利益を産むことだけに特化して
いえば、はたして互譲の精神が必ずしも正しいかど
うかは分かりません。
周りに負けない情報量の多いプロフィールですが、
根本を辿れば人格形成が終了している幼少期も、今
も、言う事・アクションは変わっていない自負があ
ります。
さて、現役を引退してからサッカー自体も時代によ
って変化や流行があるのではないでしょうか。変わ
らないものといえば目に見える結果かな。
負けは負け。勝ちは勝ち。
オフサイドはオフサイド。ゴールはゴール。
私の選手当時、サッカーは判断のスポーツだと言わ
れていました。
判断する力にスピードがあればあるほど評価され、
また、誤った判断であったとしても実行スキルがあ
れば蘇生可能です。「やりきれ!」と指示されるこ
とありますよね?やりきれる事に意味があるので
す。
時に判断は時間が迫るにつれ強いられ、最後は全て
己の感覚に任され「責任を持て」という無責任な言
葉に煽られます。
それって社会においても同じことではないでしょう
か。
私のア女時代は質の高い仲間と同じ大きな矢印に乗
り、矢印が指す進行方向に向かってスモールハード
ルに変換し逆算、今すべきことの最善を判断し選
択。更には感情と感情をぶつけ合い突き進んできま
した。
1シーズンごとに右膝を手術し周囲に多大なる心配
をされる程でしたが、当の本人は辞める選択肢は一
切なく、なんなら手術後の麻酔から目を覚ますと大
好きなキャプテンが手を握って待っててくれる素敵
な現実がありました。(脚色あり。)
今となってはあんなに苦しいリハビリを4回も経験
したはずなのに、サッカー人生から退かなかったこ
とが不思議です。
でもそれはやっぱり仲間がいたから。
現在でも切れることのない、ア女ア式の仲間も「親
友」と呼べる友達もいる。
卒業し楽しかった日々はもうなくとも、生き続ける
絆があります。
(ロンドン出発前の半年間、住まいがなかった私に現
福田監督のご家族が救いの手を差し伸べてくれたの
も、生き続けている絆のひとつです笑)
試合に出ている人だけが全てではない、バー外の人
もベンチウォーマーもスタッフも学連も主務もみん
ないる。そのことだけは忘れないで欲しい。一人で
は完結するスポーツではないから。チームは生き物
だから。
社会に出ればひとりのプレーヤーです。
今あなたの周りにいるような気の合う仲間はいない
と思った方が良い。
生き残るのは、やり続け・やりきった者のみ。
4年生の追いコンで卒部する私に父から手紙をもらい
ました。あれが4年間をやりきった感情全ての総括で
した。載せる写真がないのでご参照ください。
余談ですが、最近スケートボードを始めました。
(当時からストリートカルチャーに興味はあったの
ですが、膝関係であんなに不安定な板に乗るなんて
言語道断なので隠してはいました)団体スポーツか
ら個人スポーツへと変え、どのスポーツにおいても
できないことができるようになる喜びはあると思う
のですが、アスリートなら誰しも経験するスランプ
の越え方に違和感がありました。
トリックを失敗しても落ち込むのは自分だけ。パス
一本通らなくても、決定的な1vs1の場面で外しても
ブーブー言われない、周りに迷惑がかからないこの
個人競技にまだまだ奥が深いなぁと大人になって感
じています。
これもまた経験です。みなさん、まずはたくさん経
験をしてください、何も怖くないです。
だって、答えは自分にしか分からないから!
今皆さんが過ごしている4年間は一生忘れることの
できない、お金では買えない4年間です。幸せを噛
み締めエンジョイしてください!GOOD LUCK!!!!
今回、30周年企画〜OG連載〜として、吉武百香さんにご協力を頂きました。4度も膝の怪我を繰り返しても、ア女の仲間に支えられながらサッカー人生から退かなかった吉武さん。「試合に出ている人だけが全てではない、…サッカーは、一人では完結するスポーツではないから。チームは生き物だから。」という吉武さんの言葉には、今シーズン掲げ続けている「全員で戦う」というチームの方針と重なるものがありました。吉武さんのように、失敗を恐れずたくさんの新しい経験を積んでいきたいと思います。
ア女のOGである吉武百香さんの今後のご活躍を部員一同、心より応援しております。
編集:生谷
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本日もご覧いただきありがとうございます。
OG連載は本日で終了ですが、30周年企画はまだまだ続くのでそちらも是非ご覧ください!