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第35回関東大学女子サッカーリーグ戦 第8節 試合結果(vs 山梨学院大学)

第35回関東女子サッカーリーグ戦 第8節

6/19 vs 山梨学院大学
17:00 kick off

早稲田 2 (0-0,2-0) 0 山梨学院大学

【メンバー】
-前半-
近澤、夏目、後藤、堀内、浦部、ブラフ、加藤、髙橋、笠原、廣澤、吉野

-後半-
近澤、加藤、後藤、夏目、浦部、ブラフ、木南、髙橋、笠原、廣澤、吉野

【得点・失点】
-後半-
67分 木南花菜
71分 木南花菜

以下、戦評です。

関カレ第8節がアウェイで行われた。対する相手は山梨学院大学。近年、力をつけており、昨年度にはインカレ初出場を成し遂げたチームである。関カレ首位に立つア女は、持ち味であるアグレッシブなサッカーで敵陣に襲いかかり、開幕14連勝を狙う。

前半は、相手ボールでキックオフ。ウォーミングアップまでは曇りだった空は、キックオフと同時に雨天へと変わる。前節から2船木→4堀内、8並木→19笠原と顔ぶれを変えてのスタートとなった。いつも通り後ろからのビルドアップを試みるア女。しかし、普段以上にボールが伸びるピッチで、思うように前進することができない。
4分、自陣でのビルドアップミスから、ボールを奪われシュートを放たれる。今試合のファーストシュートは相手に至った。その後も攻撃を組み立てるも、相手はア女の右サイドを大いに警戒し、限定された中プレーする時間帯が続く。16分、右からのサイドチェンジを20浦部がオーバーラップし、クロスを上げるもキーパーにキャッチされる。さらに22分、右サイドでの高い位置のスローインを15吉野がターンし、そのままシュートを放つがゴールには至らない。普段は15吉野にボールが渡ると収まるが、相手の戦術は15吉野を徹底的に対策し、配球するコースを消されてしまう。30分、セカンドボールを拾えず、1つずつ遅れたディフェンスで相手にファールをしてしまい、ゴール前でFKを与える。相手のシュートはバーの上を越え、拮抗した試合が続く。43分、低い位置で受けた10加藤から9廣澤へフィードを放つ。9廣澤→11髙橋→15吉野の連携から最後はサイドから上がってきた10加藤がシュートを打つもバーの上を越えてしまう。得点を奪えないまま前半終了。0-0で折り返す。

HTではピッチ状況を踏まえ、楔に入れるボールの精度を高めることや浮き球の処理、セカンドボールの回収していくことを再認識する。後ろからのビルドアップをもっと前進させるべく、一つ一つの質が求められる。

後半はア女ボールでキックオフ。HTに4堀内→26木南の交代を行う。よって、10加藤がDFラインに入り、26木南をSHで起用。勝ち点3を取りに行く姿勢を見せた。50分、立ち上がりは相手に押し込まれる場面が続くも、5後藤を筆頭に徹底された守備でゴールを奪わせない。52分、左サイドを突破した9廣澤から絶妙なクロスが入る。ニアに走り込んできた26木南が合わせに行くが、惜しくも頭上を越えてしまう。その後もア女らしいアグレッシブな攻撃で相手ゴールを驚かす時間帯が続く。67分、後ろからの相手の中間で受けた11髙橋がターンをする。そのまま左サイドに寄っていた相手に対しサイドチェンジをする。幅を取っていた26木南はスプリントをかけて、ペナルティエリアへ侵入。相手GKの立ち位置を把握し、そのままダイレクトでファーネットに突き刺す豪快なシュートを放ち1-0。待望の先制点を挙げる。26木南の勢いはまだ止まらない。71分、左サイドを仕掛ける9廣澤がCKを獲得する。19笠原のキックはファーサイドまで流れ6ブラフが折り返す。そのボールに対し26木南がヘディングでゴールネットを揺らし2-0。追加点をあげる。給水を挟み、相手も前線からプレッシャーをかけて1点を奪いにくる。しかし、10加藤のカバーリング、1近澤のリスク管理によって厚い守備を保ち続ける。90分、15吉野が前を向き自らシュートを放つも得点を奪うことはできない。最後まで果敢にゴールを狙い続け、試合終了。2-0で勝利した。

ピッチ状況を踏まえた上でのプレー選択、試合中の改善能力が求められる試合だった。相手の戦術、環境に順応していく力は今後も必要になるだろう。また、今日から約1ヶ月間の連戦が始まる。より一層、組織力が試される場でもあり、各々が成長する機会だ。簡単な試合など一つもないが、早稲田の誇りを自覚し、全員でチャレンジしていきたい。

戦評担当:井上

【次戦情報】
第27回関東女子サッカーリーグ戦

後期 第1節 vs 大東文化大学
日時:2021年6月20日 17:40 kick off

Twitter速報有り

それでは失礼します。
吉野